レーナ・マリア 編 神の恵みとその裏話 ③

更新日:2021年7月8日

生まれつき両腕がなく、左足は右足の半分の長さしかないというレーナさんは、1991年、テレビ朝日の『報道ステーション』の前進『ニュースステーション』でドキュメンタリー番組が放映され、メインキャスターだった久米宏氏が大変関心を持って何度か追跡番組を放送してくれました。随分前ですが、新任のスウェーデン大使が、日本に来るまでは彼女のことを知らなかったそうで、スウェーデン大使の名刺を出すと、必ず彼女の名前を聞かされて驚いたと挨拶されていたことを思い出します。

それ程、久米氏のおかげで本国より日本で影響力のある女性になりました。彼女がその番組で「アメイジング・グレイス」を歌っていたことから、クリスチャンに違いないと思い連絡を取り、その後一緒にコンサートやCD製作を行ってきました。彼女のことを初めから知っているのは、今は私くらいしかいなくなりました。

2020年は、オリンピック、パラリンピックイヤーですが、1998年の長野のパラリンピックの開会式で、レーナさんが賛美をしたことがとても心に残っています。その時、同時に芸術祭も並行して行われました。レーナさんは、「牛に引かれて善光寺」といわれる長野県の象徴でもある1400年近くの歴史のある善光寺の本堂で賛美をしたのです。

フランシスコ・ザビエルが、キリスト教を伝えてから約650年、善光寺の本堂で賛美や証ししたのは、レーナさんだけでしょう。

パラリンピック開会式

当日、偶像とマスコミ、抽選で招かれたお客様で本堂は一杯でした。片側には、仏典に節をつけた仏教音楽の雅楽と声明(しょうみょう)をするお坊さんたちが、反対側には、レーナ・マリアさんが歌うマイクと電子ピアノがあります。

なんとお客様が座る座布団は、みなレーナさんの方を向いているではありませんか。最初が声明で、次にレーナさんが「キリストにはかえられません」等15曲を歌いました。お寺の本堂の中で賛美をしているレーナさんの姿に、私は感無量です。しかも、聴いているお坊さんたちの目に涙が光っているのです。私は、聖書の列王記第一18:19~40のバアルとエリヤの戦いを思い浮かべました。

バアルでは薪に火が付きませんでしたが、エリヤの祈りには焼き尽くしました。それと同じように、声明では、人の心に火が付きませんでしたが、レーナ・マリアさんの歌には、聴いている皆様の心に火が付いたのです。


すると、主の火が降り、全焼のささげ物と薪と石と土を焼き尽くし、溝の水もなめ尽くした。民はみな、これを見てひれ伏し、「主こそ神です。主こそ神です」と言った。(Ⅰ列王記 18:38~39)


楽屋に戻ると、思わず「勝ったね」とレーナさんに声をかけてしまいました。するとレーナさんに「勝ち負けの問題ではありません」と言われてしまいました。

横浜コンサート

障がいを持って生まれたレーナ・マリアさんと対面したご両親は将来のことを心配されたそうです。心配しない親はいないでしょう。しかし神様には20年後に、日本やアジアで彼女を用いて福音を伝えるという大きなご計画があったのです。私たち一人一人にも同じように神様のご計画があります。

しかし、母の胎にあるときから私を選び出し、恵みをもって召してくださった神~

(ガラテヤ書1:15)

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