サマー・オブ・ソウル  
(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)

​解説

青木保憲
グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。
映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)。
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    1969年の夏に行われた意義と、現代へ通じる黒人文化の継承

    映画「サマー・オブ・ソウル」が単なる「音楽映画」でないことの意味は、随所に盛り込まれる当時の記録映像からもうかがい知ることができる。特筆すべきは、黒人社会や彼らの文化を「誰が」語っているか、である。当時のライブに出演したアーチストたちはもちろんのこと、観客で集っていた市井の人々が語るのも分かる。しかし同時にそこに挿入されるインタビューの中に、公民権運動の活動家よりも、ブラックパワーを称揚するストークリー・カーマイケルやブラックパンサー支持の活動家たちが含まれていることは、特筆に値するだろう。ライブ会場の警備にあたっていたのもブラックパンサー党の制服を着た若者たちであった。つまり、当時の白人社会から「過激な暴力集団」と目されていた彼らが、礼儀正しく、そしてかっこよく映像に残されているということは、すでにキング牧師ら公民権運動の主流派が衰退し始めていることを示唆している。だから1969年なのだ。

    キング牧師が暗殺されたのが前年の1968年。その痛みや悲しみ、そして怒りが本コンサートの底流にはある。そのことは、映画の前半でマへリア・ジャクソンらが歌うゴスペルの調べを通してもうかがい知ることができる。彼女らの映像は「歌の力」という表現にとどめることができないほどパワフルである。「魂のほとばしり」と表現してもいいほど、ザラついた映像とノイズがかった音声は、観る者を圧倒する。

                  1969年―。この年は米国史においても大きなターニングポイントになった。

             キング牧師がキリストよろしく自らの死と刺し違えるかのようにして投票権 

             法を成立させ、5年前に制定された公民権法と共に、黒人の権利や基本的人権

             は「とりあえず」遵守される道が拓かれた年である。「とりあえず」と表現

             したのは、その数年前から公民権運動に疲弊し、いつ果てるともわからない

             混沌がさらに継続される中で、前述したカーマイケルらは「ブラックパワ

             ー」を叫び出した。そしてキング亡き後、次の公民権運動たり得るか、とい

             う段階が1969年である。ベトナム戦争がさらなる泥沼化へと突き進んだのも

             この年であり、皮肉なことに途中で大統領職を辞さなければならなかったニ

             クソンによって、この戦争は終結へと導かれることとなる。黒人たちの訴え

             (キング牧師の反戦運動など)は、果たして政治を動かしたと言えるのだろうか?それとも単に熱くなっただけ、だったのか?

    つまりこのコンサート当時は、これらのことが全く見えない中、今までの道を拓いてきた主役(キング牧師)を失った黒人たちの、次なるアイデンティティ模索の旅の出立を告げるものでもあったと言えよう。

    考えてみれば、現在姦しく叫ばれている「BLM運動」も「白いアカデミー賞からの脱却」も、すべて未解決のまま次世代へ持ち越された黒人たちの権利問題、社会的補償問題を発露として拡大している。特に公民権運動の歴史的評価において、黒人たち自身の中で賛否が割れているという現状は、1969年当時の混沌と何ら変わりなき情勢を浮き彫りにしていると言わざるを得ないだろう。

    そう言った意味で、本作「サマー・オブ・ソウル」は、混とんとした最中を生きる(または生きてきた)彼ら黒人たちが、音楽によって一つになろうとする懸命な努力の足跡と言えよう。映画のラスト部分で、コンサートフィルムを映画会社がほとんど顧みず、そのままお蔵入りとなった経緯が語られている。確かにブラックパンサーが英雄視され、これほどまでに「黒人」色がポジティブに噴出する映像を、当時の(WASPに代表されるアメリカの主流派たち)が好むはずがない。しかしだからこそ、今なのかもしれない。肥大化したWASPの、最後の断末魔が生み出したドナルド・トランプが政治の表舞台を去り、統合と癒しを標榜する史上最高齢のジョー・バイデンが為政者となったこの時代、アメリカは本作を世界に公開し、日本でもこの映像を見ることができるようになりつつある。

    キング牧師や公民権運動というと、おそらく日本の小学生でも知っている出来事である。しかしそのほとんどが「道徳的な視点」から語られ、もしかすると彼らの勇気ある言動によって人種問題は解決された、と解釈されてしまう危険性すら感じさせられる。今も苦しみの中にある黒人たちの声、叫び、そして      そんな彼らが語る1969年の出来事を、誰も見向きもしない、という事態も起こり得る。だからこそ、本作が日本で公開される意味は大きい。私たちは本作を通し、「道徳の教科書」で語られていた「公民権運動のマジック」から脱却し、奴隷としてアメリカ大陸へ連れてこられたところから始まる「黒人たちの歴史」という文脈で、この時代を見直すチャンスが与えられている。

    そんな思いを抱きながら、一人でも多くの方に本作をご覧いただきたい。そう願う。

​レビュー

サマー・オブ・ソウル  
(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)

 
​小川政弘
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元ワーナー・ブラザース映画製作室長。字幕翻訳者養成学校講師。
「聖書で読み解く映画カフェ」「クリスチャン映画を成功させる会」代表。

2時間、フル画面、最大音量のPCモニターに釘付けでした。

私の在籍したワーナーで同じ1969年に公開され、その後在任中に再公開もされた「ウッドストック」のことは知っていましたが、このハーレム・フェスのことは全く知りませんでした。昨年の白人警官による黒人殺害に端を発したブラックライブズ・マターが叫ばれる今、半世紀も埋もれていたこのフェスがスクリーンに日の目を見ることは、大いに意義あることと思います。私は、ゴスペルの世界には全く疎いものですが、伝説のマヘリア・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダー、その他、名前は知っているブラックシンガーたちが次々に登場し、文字どおり全身で魂を絞り出すように熱唱するゴスペルのメロディーと歌詞は、体質的には全く違う日本人の私の心にもビンビン響いてきました。またこの映画が、単に50年前のゴスペルの祭典のドキュメント映像に終わらなかったのは、後半のアメリカの威信をかけた月面着陸と、それよりもこのフェスに全てを注ぎだした彼らの、黒人としての誇りと、団結心と、「そんなエネルギーとカネがあるなら、もっと俺たちのことを見てくれ、苦しい生活から救ってくれ」という叫びを、痛烈に対比させた社会性だと思いました。半世紀を経てもまだまだ改革されていない白人の人種差別思想への警鐘としても、この映画を現代に公開する意義は大きいと思います。

予想通りの映像でした。それをひと足先に観ることが出来て本当に嬉しいです。

あっという間の2時間でした。映画が進んでいく中で、どんどん引き込まれタイムスリップして、あたかも私もSummer of Soulの観客の一人になったような気分になりました。

このイベントのことは、よく日本に来たことがある方に、黒人歴史のことをインタビューした際に教えていただきました。

その後、ディープサウスに行き自分の足で歴史的な場所に実際に立ち、ますますその時代の深みを感じました。

 

「ハーレム・フェスティバル」はただのコンサート、イベントではなく、黒人にとっては、大きなムーブメントだったと理解しています。

 

ブラックミュージックを大好きな人なら誰でもこの映画を見たくなるはずです。

​Marisa
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ゴスペルシンガー/クワイアディレクター。ブラジル人の父と日本人の母を持つ。スペインで生まれたが、17歳の時に日本に移り住む。
2013年12月、特望の1stアルバム「I CHOOSE TO LIVE」をリリース。

 
​波多 康
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1999年から11年間、KGK(キリスト者学生会)北海道地区主事。ゴスペルのコンサートやワークショップの企画プロデュースサー。現在、ビサイド・ミニストリーズ代表。ビサイド・チャーチ牧師。

これはただの音楽ドキュメンタリーフィルムではない。1969年のアメリカという国を、黒人の音楽を柱に、黒人目線で映し出したフィルムだ。それが観終わってすぐの印象だった。

このフェスティバルの5年前、1964年7月2日、ジョンソン大統領による公民権法が成立した。黒人たちが差別される奴隷ではなく、アメリカの国民として正式に認められた一大事だった。このフェスティバルに参加した黒人たちは皆、その大きな時代の節目を経験した人たちだ。本来ならその喜びを体現するフェスティバルであっても不思議ではない。しかし実のところ、アメリカは一層混沌とした時代に入っていた。公民権法成立の前年、1963年11月22日ケネディ大統領暗殺、1965年2月21日マルコムX暗殺、1968年4月4日キング牧師暗殺、1968年6月5日ロバート・ケネディ暗殺…。黒人に寄り添っていたケネディ兄弟やマルコムXの死は黒人たちに強烈なショックを与えたが、それにも増してキング牧師の死は、彼らにとって完全に打ちのめされるような悲劇だった。黒人たちのリーダー、父親的存在、心・魂・信仰の拠り所、希望の光だったからだ。その喪失感は、当時の黒人一人一人にしか理解できない想像を絶するものだっただろう。その悲劇の1年後、キング牧師暗殺による喪失感・絶望感がまだまだ癒えていない1969年4月に、あのエドウィン・ホーキンスによる”Oh Happy Day”が発表され、同年5月にはビルボードヒットチャートの4位にまで上り詰めた。その約2ヶ月後、黒人の街ハーレムで、このフェスティバルは開催された。フェスティバル参加者は笑顔で踊っている。しかし彼らの心の奥は、生活への不安、将来への恐れ、そして無力感といった絶望的な暗雲が重く立ち込めていたのだ。そうした文脈の中でこのフィルムを見ると、改めて、黒人に生きる力を与え、絶望の中でも一歩踏み出す勇気を与えたのは、ゴスペルであり、聖書のメッセージであり、そして彼らの音楽だったのだなと感じた。音楽は彼らのアイデンティティそのものなのだ。同じ時、人類史上初の月面着陸が成功し、アメリカ中のメディアは沸いていた。アメリカが華やいでいる最中、豪華とは程遠い簡易に設営された野外ステージ。照明設備もなく、ただ「FESTIVAL」とだけ書かれたステージのバックを背に、一流ミュージシャンが熱唱する姿に、彼らの本気度を見る思いがした。

このドキュメンタリーフィルムは、当時の伝説のミュージシャンによる極上のブラックミュージックに心が熱くされ、彼らから発信されるダンスやファッションに目を奪われる作品だが、それにとどまらず、アメリカをまた少し違う角度から見せてくれるものであり、そしてなにより、人間の平等とは、人間とは、人が生きるとは、そして私が生きるとは、といった問いを、今を生きる私に突きつけられる、そんな素晴らしく立体的なフィルムだった。

 

ハーレム・カルチュラル・フェスティバル。今の時代に50年目に日の目を見ることができた、予想以上に貴重な映像です。

冒頭でブラックパンサーがコンサート警備で入っていると言うくだりから、あれ?と思いましたが、案の定、ただの音楽映画ではない、ジェシー・ジャクソンをはじめ、黒人差別問題と人権活動に携わったミュージシャン達が自分達の意見を言葉で、音楽で発信している。彼らの呼称が”ニグロ”から”ブラック”にかわり「ブラックイズビューティフル」「ブラックパワー」など、自分達の自由とアイデンティティーを必死に求めたドキュメンタリー活動映画になっていました。 

2時間のライブ映画は長いな、と思いながら見始めたのですが、”月に行く金があるなら黒人の貧困問題に金を使って欲しい”と言うくだりは、レベルが違いすぎますが今のコロナとオリンピック問題を感じさせましたし、いつの時代でも本当に少数ですが、差別問題に協力する白人、今回はジョン・リンゼイのような人も登場し、また南アフリカやベトナム戦争のことにも少し触れ、当時のアメリカの政治の様子が盛り込まれたあっという間の2時間でした。 

ウッドストックと同じ年に開催されたこともあり、黒いウッドストックとも呼ばれたようですが、1994年に開催されたウッドストックに行ったこと少し思い出したり、また、数年前にこの開催場所Mt Morris Park(現在はMarcus Garvey Parkマーカスハーヴェイーパーク) から歩いて5分の友人の家、中盤辺りに出てきたEast Harlem(”スパニッシュ・ハーレム”字幕にされていませんでした)に2週間滞在し、公園の目の前にある教会を訪問していたので、少し立体的に捉えることもできました。

 

BBキングやスティービー・ワンダー、スライ&ファミリーストーン、グラディス・ナイトなどの昔から大好きなアーティスト達も出ましたが、私にとっては特に、マヘリヤ・ジャクソンとニナ・シモンの登場が対照的で印象的でした。

マヘリヤは、いくつか彼女が歌っている映像を観たことがあったのですが、これほど振り乱した叫びを連発し歌っている姿を見るのは初めてです。マヘリヤと言えば、ゴスペルの女王と言われ、その独特の深い声でゴスペルをエンターテイメントとして世界に広めましたが、アレサのようにセキュラー音楽に寄る事なく、最後までゴスペルだけを歌い続けた人です。無抵抗無暴力主義を貫いたマーティン・ルーサー・キングJrが夜中、彼女に電話をかけて「Precious Lord Take my hand」を電話越しで歌ってもらった、と言うのは有名な話ですが、そのマーティンが暗殺された翌年のこのコンサート。銃や剣ではなく、歌と叫びで神と人に訴えているような姿にゴスペルを感じ泣きました。

対照的に、ソウルの女王と紹介されていたニナ・シモン。アレサもソウルの女王、と呼ばれていますが、ニナはアレサのようなエンターテイメントよりも、社会のリアリティを中心に歌い伝えてきた活動家です。最後に詩を読み上げましたが、内容は少し過激なものでした。

同じ状況の中で、違う思想や信仰を持つ音楽家達がコンサートで一つになることができたのは、”ブラック”という歴史を持つ1つの民族、アイデンティティーと、逆に人種を超え一人の人間として互いの尊重しあったから。また、そんなこと言ってられないほど、大変な時代だったからなのかなと感じました。

 

最後に、エドウィン・ホーキンス師とクワイアがO Happy dayで出演していました。

日本人にとってはこのシーンが一番親しみを感じるのではないでしょうか?

オークランドで毎年行われていたMusic & Arts Seminarに何度も参加し、エドウィン師、ウォルター師日本来日の時にもアテンドをさせてもらっていたこともあり、画中でエドウィンが話していたことは本人達から直接聞いたことがありました。

当時の古い伝統主義の教会文化によって若者が教会離れをしていた。そんな若者達に対して、彼らはJesusを伝えるために教会の外に出て行き、バンドスタイルで、ローブを脱ぎおしゃれなファッションでゴスペルを歌って伝えた。しかし教会は新しい活動を受け入れられず、ウォルターが自身で教会を立ち上げた。今ではオールドスクール代表のエドウィン達の賛美は、昔は新しすぎて歌で教会からは受け入れられなかった。音楽で社会を変革し続けてきたのと同時に、ゴスペルシンガー達は、教会の伝統や閉鎖的な考えに対して賛美で革命を起こしていました。

 

「アメリカの黒人が唯一自分を表現できる場所は音楽と教会での祈り」と、参加者の一人が言っていましたが、彼らの礼拝は、日々の苦しみ中でも主を信じて聖書から離れず、歌い、シャウトし、踊り、時には倒れて、解放されて礼拝します。

まさにこの二つが重なっているゴスペルミュージックが、私がそうだったように、日本人の様々な解放、救いのきっかけになると私は信じたいです。

塩谷美和
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カナダ留学中に音楽活動を開始。黒人教会でクワイアディレクター、ミニスターとして10年間従事。日本各地でクワイア指導、専門学校での音楽指導、コンサーなどを行う。塩谷達也 + 塩谷美和/DUO 1stアルバム. 「You Set Me Free」好評発売中。

 
​塩谷達也
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シンガー、ソングライター、プロデューサー。国際基督教大(ICU)教養学部卒。大学の音楽サークル仲間を中心に「LOVE CIRCUS」を結成する。アルバム『LOVE CIRCUS』で、インディーズ・デビュー。’01年7月にはレーベル「GOOD NEWS」を設立。

あの、ハーレムの熱さ。
1993~94年に僕は、このコンサートが行われたマウントモリスパークから数ブロック離れたCity Collegeに留学していた。
たまに勢いに任せて、137丁目の大学から94丁目のアパートまで、ハーレムを歩いて帰ってきたものだ。
僕がいた頃も、夏になるとその辺の公園でちっちゃなフェスが行われてた。
暑い中、ホットドッグを食べながらぶらついていたことを覚えている。
セントラルパークでも無料のサマーコンサートはあったが、Black Musicの全てが結集したようなこんなコンサートは聞いたことがなかった。
マヘリアとメイビスの姿を見て欲しい。
彼らの声、顔、口、表情、そのすべてがゴスペルの真髄をあらわしている。
口から魂が出ちゃうような唄。
他の誰に向けても歌っていない唄。
神に向かって全身全霊で転がっていくような唄がゴスペルだ。
スタイルではない。
I don't know about you. 
But I wannna sing like this.
I wanna be a Gospel singer like them for all my life.
That's it. Nothing more or nothing less than this.
久しぶりに、音楽を通して、自分の存在自身を揺さぶり、上に引き上げようとする衝撃を受けた。
そこには、状況や環境や時間を飛び越えるチカラがある。
このコロナ禍の中で、この映画が公開されたことにきっと意味があるのだろう。
ついつい長くなってしまった。
黒人の歴史についての思いはまたの機会に。
最後に、クエストラブことアミールに賛辞を贈りたい。
彼のドラムやプロデュース作品ひとつ聴いても、自分の祖先の音楽に対する理解とそれを再構築して行く力が明白だが、
まさに監督として適任の人材だ。
この編集、このインスピレーション、いい仕事にはただ拍手を送りたい。
ブラザーズ&シスターズのみなさん。
必見です。観ればわかります。

 
​総合評価 4.9
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​評価
4.0

YM

1969年のウッドストック・フェスティバルと同時期に、このような濃密な黒人たちのフェスティバルがあったとは…。ゴスペルとセキュラーは別世界で、アメリカの音楽シーンでは交わることは少ないはずだが、ソウルやファンクなどの極上のミュージシャンたちと同じステージで、マヘリア・ジャクソン、エドウィン・ホーキンズらがゴスペルを力強く熱唱する姿に大いに痺れた。公民権運動、ベトナム戦争、大きな時代の転換期にあったアフロアメリカンの社会的背景にもスポットが当てられ、音楽とともに引きこまれた。

​評価
5.0

Migiwa

50年の時が過ぎても色あせないどころか、益々強く輝く魂の歌に最初から最後まで釘付けでした。
苦悩と葛藤の歴史から絞り出された音楽のものすごい力。
神様が人に与えられた音楽という賜物の、極限まで見たような気がしました。
生きることは歌うこと。
「アーティストは痛みと同化する」というフレーズはしばらく私から離れませんでした。
この作品に出会えたことを心から感謝します。

​評価
5.0

中山信児

Summer of Soul

いきなりのスティービー・ワンダー、それも彼のドラム演奏がたっぷりフィーチャーされている。これだけでもファンにとっては垂涎ものである。
全盛期のB.B.キングのうなるようなバタフライビブラートと野太いボーカルは聴く者の心を鷲づかみにする。彼の歌う”Why I sing the Blues”はブルースマンの信仰告白だ。

ハーレム・カルチュラル・フェスティバルの開催は1969年。アメリカにとって栄光と悲劇の60年代最後の年。この10年の間に、アメリカは4人の偉大なリーダーを失った。ケネディ大統領(1963年暗殺)、マルコムX(1965年暗殺)、キング牧師(1968年暗殺)、ロバート・ケネディ司法長官(1968年暗殺)。1963年のワシントン大行進でキング牧師が語った「夢」は、粉々に砕かれたかに見えた。しかし、キング牧師暗殺の翌年、奇蹟のようなこのフェスティバルが開催された。この時期、ニューヨーク市長を務めたジョン・リンゼイは、当時、共和党だったが、白人ながら公民権運動に理解を示し、キング牧師暗殺の混乱を超えて、このフェスティバルを支援した。挨拶を終えてステージを降りようとする彼を、MCのトニー・ローレンスが引き留め”He’s Got the Whole World in His Hands”を一緒に歌うように促すシーンは象徴的である。もう一つの象徴は、マルコムXの暴力主義を継承していると目されていたブラックパンサーのメンバーが会場警備に当たったことだろう。キング牧師の非暴力を継承するジェシー・ジャクソン牧師は、聴衆に向けて、投獄されているブラックパンサーのメンバーが解放されるよう訴えさえしている。白と黒、暴力と非暴力がひとつになるという「夢」は、リーダーたちを失った後も絶えることがなかった。そこにプエルトリコもキューバも南アフリカも加わったのがこのフェスティバルであった。
フィフス・ディメンションが歌う”Aquarius / Let the Sunshine In”は、映画「フォレスト・ガンプ」でも使われていたが、まさにヒッピー文化と黒人文化の融合であり、ポップで洗練された曲調の中に、公民権運動から続く自由と調和への希望が歌われていた。「フォレスト・ガンプ」では触れられなかった文脈が、この映像によって浮き彫りになった。

続いてゴスペルの大御所たちが登壇する。まずエドウィン・ホーキンズの”O Happy Day”(原曲は『教会福音讃美歌』365)。『天使にラブ・ソングを2』を知る者にとって、この曲が当初、教会から拒絶されたという証言は驚きである。旧習を破ることのできない人の心の頑なさを思う。ステイプル・シンガーズの熱演の後、二組を挟んで、この映画のクライマックスであるメイヴィス・ステイプルとマヘリア・ジャクソンによる”Precious Lord, Take My Hand”(『教会福音讃美歌』388)が続く。ジェシー・ジャクソン牧師が、前年のキング牧師暗殺の様子を語り、この曲が、まさにその夜の集会で歌われるはずのものであったことが告げられる。作者のトマス・ドーシーは、愛する妻と生まれたばかりの子を相次いで失い、悲嘆に暮れていた時に、うめきと叫びの中から神を見上げてこの曲を作った。受け止めきれない大きな喪失と悲嘆によって弱りきった手を取ってくださるのは、ただ神のみであるという信仰の歌である。実際のところ、この日のマヘリアは弱さを覚えていた。だからメイヴィスに助けを求めたのだが、この讃美歌を全身全霊、魂の底から歌う二人の歌声は、歴史上最も偉大なゴスペル歌唱となった。この数分を聞くためだけにでも、この映画を見るべきである。

キューバ出身のモンゴ・サンタマリアは、ハービー・ハンコックの”Watermelon Man”を取り上げる。シカゴのスイカ売りの馬車の音と彼を呼び止める声をモチーフにした名曲だが、ハービー・ハンコック自身、1962年当時、黒人でさえ引け目を感じる「スイカ売り」という曲名を付けるのは、勇気がいったと述べている。この曲を大ヒットさせ有名にしたのがモンゴ・サンタマリアのカバーだが、彼らは音楽を通してひとつの壁を打ち壊したと言えるだろう。

このフェスティバルの最中に、アポロ11号の月面着陸成功のニュースが入る。しかし、地上のハーレムには貧困や差別や麻薬が溢れている。国を挙げての一大イベントが、人々の悲惨な現実に目を背けつつ挙行された虚構であるという事実を、ハーレムの人たちは身を以て知っている。彼らは月面着陸による国威発揚や科学の進歩よりも、音楽を通して、今日を生きる力と明日に向かう希望を得たいと願ったのだ。彼らにとって音楽は、現実逃避などではなく、現実と向き合う意識の変革と未来を変えるエネルギーをもたらすものであった。

この後も多くのミュージシャンが登場するが、ジョン・ボーナムにも影響を与えたマックス・ローチと、ビリー・ホリディの系譜に連なるニーナ・シモンの二人に注目したい。二人とも強靭な抵抗の精神をもったミュージシャンであり、とりわけニーナ・シモンの歌は、このフェスティバルを通して最も過激なメッセージを発している。しかし、ハーレムは彼らのメッセージをゴスペルと共に受けとめた。だから、それは壊す力ではなく、打ち勝つ力、歩き出す力となった。

それにしても、このフィルムが50年も地下室に眠っていたのはなぜだろうか。2021年は世界が暴力と専制政治とパンデミックに覆われ、日本が自己責任論と格差とヘイトに沈んだ年である。首都圏で牧師をしている私は、BLMを、香港を、ミャンマーを、アフガニスタンを、ニュースでチェックしながら、コロナ禍とオリパラの喧噪の中で、この映像を見た。この現実の中で、50年前に記録されたひとつひとつのパフォーマンスが、歌詞が、ことばが、魂に響いてきた。もし2年前の夏だったら、私の心はこれほど揺さぶられはしなかっただろう。一年半に及ぶコロナ禍で、世の闇と自らの無力を身にしみて感じていた私にとって、このフィルムは、まさに時が満ちて届けられた過去からのメッセージであった。これこそ今、世界が、日本が必要としているメッセージではないか。残りの30数時間のフィルムも、順次公開されることを心から願う。

​評価
5.0

kiko

すでにたくさんの方のレビューがあるのですが
遅ればせながら、私も試写会の感想を。

なんとこの映画、50年間も埋もれていた歴史的記録となるもの。
もちろん当時も映像化の予定が、買い手がつかなかったというから驚き。

ほぼ未公開のまま保管されていたものを編集したらしいけど
この作り込み、編集が秀逸だと感じました!
現場にいた観客やミュージシャンがインタビューで当時を振り返ったり
前年にキング牧師が暗殺されて、社会情勢への市民の感情、言動、
それらがステージ映像の合間にうまくミックスされてるのです。
(あれ?ネタばれ?汗)

アポロ11号の月面着陸は、9歳だった私にも衝撃的な記憶で、
そんなニュースに世界中の人たちが沸く中で、
黒人社会にとって何が必要なのかと訴える人々の映像。
これはまさしく、東京オリンピックに沸く今年、
エッセンシャルワーカーを始めとしたコロナで困難な状況にある人々の声にも聞こえました。

音楽的な素晴らしさ(しかも50年前!)もだけど
スティーヴィー・ワンダーがドラム叩くとは知らなかった(笑)

NYタイムスの女性記者の言葉があったけど、
それまでの「ニグロ」から「ブラック」という表現に変わったのもこの時。
黒人の方々にとってただの素晴らしいフェスだったでは語れない歴史。
音楽そのもの以上に、そういった背景に私は心が動かされた。
だから、ゴスペル(=good news)なんだ。
だから、ゴスペル(=福音)が人々に、私たちに必要なんだ。
ここから希望が生まれていくんだ。

そんなことを思わされる貴重な映像だな、と感じました。
公開を実現してくださった方々に心から感謝です!

​評価
4.0

N.N

これは映画館で観るべき映画ですね!スクリーン、いい音響があれば、「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」の場に自分もいるかのような気持ちになれたと思います。そしたら参加者の証言にもっと共感できるだろうし、自分も同じように、解放されたり、立ち上がれたりするんじゃないかな、と思いました。

​評価
5.0

SK

途中までの拝見でしたが、【ぜったいに観に行くことのできないLive】を観れた!ことに大変感激し、夢のようかシチュエーションを楽しく鑑賞させていただきました。本当にありがとうございました。
ヘマをし、最後まで観れませんでしたが、かえって本上映がかえって楽しみです。ゴスペルクワイアの皆さまにもご案内し、観に行くのを楽しみにしております!

​評価
5.0

JN

彼らの口から出る言葉や、彼らの歌う言葉を聞くと、1969年と2021年とで、社会が何も変わってないことに驚きを禁じ得ません。音楽に必ずしも興味がなくても、人権問題、貧困問題など、社会問題に興味がある人ならば、とても心に刺さるパフォーマンスだと思いました。また、現在のコロナ禍をどう生きたらいいかわからなくなっている人にも、彼らの姿は生きる勇気を与えてくれるものだと思いました。現代に生きる私たちが観ても、まるで自分もフェスの会場で一緒に見ているかのように、彼らのエネルギーが直接伝わってくる、本当に素晴らしいドキュメンタリーでした。ただ、これは「クリスチャン映画」というカテゴリーのものではなく、普通に音楽ドキュメンタリーと言った方がいいですね。

彼らのパフォーマンスそのものの凄みや、あの時代の音楽についての感想は多くの人がいい尽くしていると思うので、別の観点から感想を書きました。

​評価
5.0

陣内大蔵

もうすでに「また観たい・聴きたい・最初から最後まで痺れまくりでした!その時代の目撃者になれたかのような映画の作りも素晴らしかった。よくぞ届けて下さいました!

​評価
5.0

三科かをり

時代背景も深く関わり、エネルギー全開の音楽で表現する才能溢れるアーティスト達やそれを肌で感じて鬱々とした心を解放していく黒人観客たちの姿がとても印象的だった。
個黒人であることへの誇り、差別に屈しない強さ、魂の悲痛な叫び、そして音楽的にも非常に幅広い「ブラックミュージック」の圧倒的な勢いと力を感じることができた。
人的にはニーナ・シモンの強いメッセージが深く心に響いた。
このようなフィルムが発掘され映画化されたことに感謝している。

​評価
5.0

TOKO

「整髪料とチキンの匂いがしている」という一言に、もう、私は現場のその匂いにまみれ、密集した心臓の高鳴りが伝わって来て、ギラギラしてきました‼️
カッコ良すぎるーっ‼️
あぁ、美しいDNA✨✨
私は、黒人の方の美しい肌や歌声やリズム感や色彩感覚や心から溢れ出るような表現が大好きで、素晴らしいって思っていました❤️
この映画は…最高です✨✨✨

PCの前で♪アクエリアス大熱唱でした!(歌詞は知らないのでアクエリア〜ス!だけ。笑)♪ Let The Sunshine Inも聞いたことがあったので、その辺りはもう、大興奮でした。
そして、日本のゴスペルクワイアならみーんな歌っている♪Oh Happy Dayのオリジナル、エドウィンホーキンス&シンガーズを観ることができるなんて、こんな貴重な映画はありません。

私は、、映画館で静かに観る自信がありません😆‼️
いつも映画館で誰よりも大きな声で笑い、ついつい拍手してしまうので💦💦
立ち上がって踊らないようにしなければ、、と思います😅

​評価
5.0

KK

Oh happydayは鳥肌ものでした!エドウィンのゴスペルに対する思いをほんにの声で聞けて良かったです。そのほか、ブラックミュージック界のレジェンドたちの演奏を、当時の観衆と一緒に楽しんでいる気分になりました。1969年ハーレム、音楽のみならず、信仰、公民権運動、ファッション、ソウルフード、街並みなど、アフリカ系アメリカンの熱気が伝わってくる貴重な映像だと思いました。

​評価
5.0

Emi

毎年ニューヨークを訪れ、ハーレムにもとても愛着があるのですが、あんなに素晴らしいイベントが開催されていたことは知りませんでした。
私にとっては生まれる前の出来事なので、ハーレムで生まれ育ったアメリカ人の師匠にあのフェスのことを知っているかと聞いたところ、「知っていたけど、まだ小さかったから両親に止められて行けなかった」とのこと。あの時代、ほんのワンブロック先に住んでいた人から話を聞き、本当にあったんだ…と実感が沸きました。
当時の大物アーティストたちがハーレムにやってくるだけでも大事件だったと思いますが、しかも毎週開催されていたとは。そして、これほどのイベントの映像が50年もの間封印されていたことにも驚きました。
純粋に音楽フェスのドキュメンタリーとして楽しむこともできると思いますが、忘れてはならないのは、その背後にある人種差別です。抑圧されていた彼らが立ち上がっていく過程で、このイベントも大きな影響を与えたのではないでしょうか。
この映画を通して、50年前のハーレムの様子を見てもらいたいです。

​評価
5.0

CY

ブラックミュージック好きならば、この映像で血が騒ぎださない人はいないでしょう!でもそれだけではなく、この1969年がアメリカ音楽界にとって特別の年であったことが改めてわかりました。ウッドストックだけではなかった、、。むしろこのフェスティバル抜きで音楽の歴史を語ることはできないくらい、アメリカの社会状況も赤裸々に反映したこの映画が、50年後の今、よみがえったことは感動です。本当に貴重なドキュメント映画♡

​評価
5.0

齋藤直江

絶望を知り尽くしたアフリカンアメリカンの人々の支えが音楽であり、信仰だったからこそ、ここまでブラックミュージックが自分も含め世界の人々に影響を与えるジャンルにまで確立したんだと、改めてそのルーツや歴史に想いを馳せる感動的な時間を持てました。

『苦労を経験することでクリエイティブになるのです。』

このメッセージは、痛み苦しみ絶望を味わい、乗り越えた人にしか言えない言葉ですし、ついついネガティヴになってしまう自分への励ましと応援にも思えて、泣きながら食い入るように観ました。

なかなか希望が持てない今の時代、多くの人がこの映画を観て元気になって欲しいと願います。

​評価
5.0

chiyo(サルーキ=)

「映画サマーオブソウル」
2015年に僕が初めてニューヨークのハーレムを歩いた時の印象は、街ゆく黒人たちがみんなそれぞれ独自のファッションでオシャレして堂々と街を闊歩しているというものだった。
人の目よりも「私はこれが好き」というアイデンティティがファッションからも伝わってきた。
今回みた映画「サマーオブソウル」の試写会で、その時に感じた印象が確信に変わった。

時は1969年、ずっと社会的に虐げられてきた黒人たちのストレスはマックスに達しようとしていた。
彼らの気持ちを代弁してきたキング牧師は暗殺され、ハーレムの街には貧困にあえぐ人も多く、その日を生き抜くだけで精一杯な街の状況とは裏腹に、テレビをつけると人類は初めて月面へ到着、そんな金があるならハーレムに金をくれよというシーンも。

そんななか無料で開催された音楽フェスティバルには30万人の人が集まり、ゴスペル、ブルース、ジャズ、ラテンと様々な音楽ジャンルを楽しみながら、自分たちが黒人であることのプライドや自由、黒人としてのアイデンティティと美しさを取り戻してゆくのだった。

フィフスディメンション、スティービーワンダー、ステイプルシンガーズ、BBキングなど数々の有名ミュージシャンが登場するなか、個人的にやはりスゲ〜と思ったのは、この時代ものすごい勢いのあったスライ&ファミリーストーン。

出てくるだけで大観衆が前に押し寄せ、会場の興奮が伝わってきた。

スライ&ファミリーストーンはこの時代には珍しく黒人白人の混合バンド。そして男女混合バンドでもある。

そのファンキーなサウンドを通して、差別をなくし、みんなで平和に生きていこうとする熱いメッセージソングが沁みた。

この時代から50年以上経ち、いまは2021年だけど、いつの時代も変わらない。

人間の心のなかにある罪が社会問題や差別や格差を生み出し、歪みをもたらす。

映画の中で音楽はジャンルや人種や宗教さえも超えて、人々のこころに平和と解放をもたらしていた。
僕の信じるジーザスも2000年以上前に様々な壁を打ち壊し、霊的な壁さえも超えてこの世界に救世主としてやってきてくれた。
ゴスペルはこのジーザスに対して魂を注ぎ出す音楽であることが、この映画を通して改めて強く感じた。

まもなく日本でも公開されるこの「サマーオブソウル」。
多くの人に見てもらいたい良作です。

​評価
5.0

M.K

昨日はこの映画のオンライン試写会に参加しました。

見終わった後の、揺さぶられ感が凄かった...

有名なウッドストックと同じ年に、
ニューヨークで開催されたブラック・ウッドストック。いままで夢だったかのように忘れ去られていたイベントの映像が、50年の時を経て映画となったそう。

音楽のチカラ。
音楽の役割。
ものすごく大きいなぁって思わされました。

また天才と言われる数々のアーティスト、ミュージシャンたちは、もともとは教会で演奏してた人たちが多いこともよくわかった。

SLYも音楽は知っていたけれど、歌詞を見ながら聴くと、こんなにメッセージ性のある音楽だったんだとなんだか感動...✨

そして音楽は聴くものと思うけれど、
観るものでもある!
と改めて思いました💡
目で見て初めて受け取れるものがある。

ぜひ映画館でもう一度見たいと思います。
公開は8月25日ロードショーだそう。
たくさんの人に見て欲しい〜✨

音楽にはその人の心が表されるもの。

自分と向かいあい、注ぎ出された正直な音楽は、人の心を打つ✨✨

私も来週のライブに向けて新曲を制作中。

心を注いで、祈りと願いを込めて行こうと思います💪

​評価
5.0

永吉悦子

貴重な映画を、一足先に観る機会をいただき、本当に感謝しています。
アーティストの圧巻のパフォーマンスはもちろん素晴らしいものでした。
音楽から溢れるメッセージが力強く、私たちの心にも響き励まされました。
50年前に歌われた「OH HAPPY DAY」は、不安な思いや希望を見失っている今、歌い、聞かれるべき曲だと思います。

​評価
5.0

坂上悦子

【映画「サマー オブ ソウル」レビュー】
歌とは何だろう。音を楽しむだけなら歌詞は必要なかったかもしれない。でも人々は音楽に言葉を乗せてきた。
1969年夏、ハーレムカルチュアルフェスティバル。アフリカ系アメリカ人達が、偉大な指導者達を殺され、投獄され、公然と痛めつけられてきた時代にガス抜きの様に許された野外フェス。奴隷時代から生き抜く為に、魂が死なない為に歌い続けてきた彼らにとって、ここで集い声を上げることがどれだけ意味を持っていたことか。時代に求められたシンガーやミュージシャン達から発せられる強力なメッセージは踏みにじられた人々に尊厳や生きる力を復活させた。歌にはそのような力があるのだ。
1991年ハーレム。その街には確かに異次元的な力強さと熱を持つ歌と音楽があった。「このような歌を歌いたい!」日本から来た一人の女性の人生に、新たな生きる目的が生まれた。30年経った今、人々にクリアーにメッセージを伝える歌を届けられているかな。魂の革命のようなドキュメンタリー映画を観て、人種も年代も超えて与えられた希望に感謝した。
2021年夏、8月27 日、日本「サマー オブ ソウル」公開。その熱気を映画館で感じて下さい。

​評価
5.0

S.S.

映画「サマー・オブ・ソウル」のオンライン試写会に参加させていただきました。

1969年NYハーレムで行われた大きな野外音楽フェス。今まで50年忘れ去られていた映像が映画化されたんだそう。この映像が残っていたことに驚き、そして感謝、、うんそれ以上で上手く言葉にならない。
混沌した時代、社会情勢が大きく変わる潮目の時期に行われたフェス。今の時代に重なるものもあり、この時に映画化されたのも偶然ではないと思わされました。

もの凄いメンバーのもの凄い熱量のフェス。
レジェンド達の若かりし頃のライブ映像…息が止まりそうでした!

ジャンルも性別も人種も超えて、それぞれアーティスト達が個性を生かした音楽でみんなの叫びを代弁して語っている。
音楽のチカラをアーティストの役割を改めて考えさせられています。

8/27より公開だそうです!是非おすすめ!
これは映画館の大スクリーンでまた観たいですね♪

​評価
5.0

AMI JAPAN Pastor RIE

今回観た 「サマーオブソウル」
今の時代だからこそ公開されるべき映画だと思った。

私は実際ハーレムに住んでいた経験もあり
ハーレムをこよなく愛している。

貧困の中でも愛のある町ハーレム。
私は多くの黒人たちに助けられた。
そんな思い出を胸にしながら映画をみた

人種差別 そしてキングの牧師暗殺
社会的にも苦しんでいた黒人達。
そのストレスマックスになっていた
そんな時代背景の中
1969年無料で開催された音楽フェス
30万人の人が音楽を聞き入った。

スティービーワンダーやBBキング
マヘリアジャクソンなど 今の音楽の原点とも
言える多くのミュージシャン達がステージに
あがった。

黒人あるが故の差別
しかし黒人あるという誇りと美しさを
この映画というか、
この音楽フェスの実際のフィルムから感じた 
私は個人的に黒人の人達が大好きである。
彼らの優しさや愛をハーレムで
感じてきたからである。
私はその時から黒人の美しさに魅了されてきた。


彼らが歌うゴスペルも本当の魂の叫びであり
喜びであるし ブルースも彼らの心を表す
ものであった。

この音楽フェスのすべての音楽ジャンルに
美しさと強さを感じた。

白が正義で黒は悪という一般的根付いている
思い込みの考えさえ吹き飛ばす
そんな映画。

神様が造った美しい黒人の人々の思いや
歴史を知ってほしいとおもう。
人種差別がいまだにあるこの世界。

1人ひとりが神様によって大事につくられた
存在であることを思いだして多くの人達に
見てほしいと心からおもった映画である。

​評価
5.0

M.H


「音楽映画」の一言では語りきれない、歴史の事実、当事者の思いに触れることが出来る作品でした。
ブラックミュージックやゴスペルの歴史については、初心者の私は多くを語りきれません。

一流ミュージシャンの音楽、彼らのファッションを楽しみたいという理由だけでも、一見の価値がある映画です。
そして、その中で込められたメッセージ、なぜ彼らが歌うのか、なぜゴスペル音楽があるのか。必ず心に響くものがあると思います。

個人的には、若きスティービー・ワンダーが、ピアノの黒鍵の上で軽やか手を踊らせている映像が大好きでした。
映画が公開されたら、もう一度見に行こうと思っています

​評価
5.0

s

50年も前の貴重な映像を観られて嬉しいです。
是非、たくさんの方に観ていただきたいです!

​評価
5.0

足立学

ストレンジフルーツが街角にあった時代を歌い抜いて来たマヘリヤの歌や60年代の価値観が大きく変わる時代のミュージシャン達の音、映像を体感できた事は貴重な財産になりました。
この事態の音や映像をもっと体感したいと思います♪

​評価
5.0

きょうこ

音楽の素晴らしさを再認識致しました。私の大好きなSOULやGOSPELが満載で、好きなアーティストが出てくるたびに思わず声をあげてしまいました。
もちろん私の知っている彼らよりもうんと若かったですが 声にはツヤと張りがあり、聞き応え充分!!お客様とアーティストの心の距離も近い!そしてその場が教会のように変化していく瞬間もあり、なかなか日本では見られない光景だなあと感じました。

一方で 黒人が酷く虐げられ、立ちあがろう 変わらなくては!としているこの時代はどんなにか勇気と決意が必要だったのかと考えただけで涙が溢れました。
今の日本と似ているところがあるなあ、とも。

終始ニヤニヤしたり声が出てしまったり ぼろぼろ泣いたり、心を動かされ考えさせられる映画でした。私も立ち上がらなきゃ!!

​評価
5.0

Martha

歌や演奏だけでなく、メイキングから時代背景、関わった方々の思いがぎゅーっと詰まった、とても濃い映画です。

何の予備知識がなくてもその世界観にすぐに入れます。

この時生まれていた方もそうでない方も、たった50年前のアメリカを肌身で体験出来る映画です。

​評価
5.0

古澤英明

映画”サマー・オブ・ソウル”は1969年と言うアメリカにとっても、黒人にとっても激動の時だった。その時代の黒人の首都、ハーレムで行われた革命と連帯を呼びかける歴史的な音楽イベントの記録がこの映画だ。

スティービー・ワンダーやスライ・ストーン、B.B.キング、ニナ・シモーネといったメジャーなアーティストに関しては他に書いている人がいると思うので、それ以外のゴスペル情報を取り上げたい。

<Edwin Hawkins Singers>

このThe Harlem Cultural Festivalが開催されたのは1969年 6/29~8/24の間の6回の日曜日。あの”Oh Happy Day”がビルボードのR&Bチャート(当時はまだゴスペル・チャートは無かった)で2位になったのが1966年6月6日付なので、日の出の勢いの頃のパフォーマンス。リードを取るのはまだDorothy Morrison。Dorothyはこの直後に脱退して翌70年にソロ・アルバムをリリースするので、カラー動画としても貴重。初々しいエドウィンやウォルターの姿も微笑ましい。

<Mahalia Jackson>

この映画の中で、The Staple Singersの歌姫、Mavis StaplesがMahaliaから”今日は何だか調子が悪いので一緒に歌って欲しい”と言われ、天にも昇るような気持だったと話していた。恐らくMahaliaには(当時)若い女性にもチャンスをあげたいとの思いの発言だと思うが、確かにMahaliaの声や表情を見ると優れず全盛期のそれには及ばない。その分、気持ちが前面に出ていて歌声がより魂に響く。
ここで歌われる”Precious Lord, Take My Hand”はこの映画の中でも個人的には一番のハイライト曲だった。この曲はキング牧師のお気に入りで、Mahaliaが彼の葬儀でも歌った彼女にとっても思い入れの強い曲だ。MahaliaがJesse Jackson師に尊敬を持って手を取り紹介される様子、続くMavisの若さを生かした激しい歌唱と、Mahaliaの貫禄のアドリブと叫び。
Mahaliaがこの2年後に亡くなる事を思うと切なくなるが、恐らくMahaliaにとってもこれだけの黒人の聴衆を前に歌うのは栄誉な事であり喜びだったと思う。

<Professor Herman Stevens & The Voices of Faith>

Professor Herman Stevensは、オルガン奏者としてもSavoy Records専属でインスト・アルバムを出すほどの奏楽力で知られていたが、3オクターブの声域からファルセット・ボイスで歌う事が出来る賜物の持ち主で、1952年にProfessor Herman Stevens and the Stevens Singersを結成し注目を集め、アルバムも録音している。

1959年にはジャズの祭典、New Port Jazz Festivalに、The Swan Silvertone Singers、Alex Bradfordといった当時のゴスペルのスーパー・スターと共にグループとして参加する程に評価された存在だった。

今回は、The Voices of Faith(彼の所属教会、Faith Temple C.O.C.I.C.,NYのクワイア。シュガーヒルに位置するこの教会は1950年代には教会員3,000名を擁するメガ・チャーチとなり、マルコムXの葬儀を宗派を越えて行った教会としても知られる)として参加してパワフルなパフォーマンスを披露しているが、余りに国内(主にニューヨーク、フィラデルフィア、ニュージャージー)での活動が忙しく世界的な注目には至らなかったが、ニューヨークでは真に人気があった事もあり、このイベントにも参加していた。
ただ、この翌年(1970年)にProfessor Herman Stevensは若くして亡くなっている(42歳)ので、貴重なカラー映像となっている。

Swing Down Chariot- Herman Stevens Singers
https://youtu.be/DKJ8uHRVprA

Lord I Want To Be A Christian-Faith Temple COGIC Choir NY
https://youtu.be/QzvoDVYzsks

<Clara Walker and the Gospel Redeemers>

Clara Walkerは、1960年代に自身のレコード会社、CLAR-WALK Music Co.を立ち上げ、他のゴスペル・アーティストのレコードも出していた。この頃は、このThe Harlem Cultural Festivalだけではなく、Apollo TheaterやThe Central Park Musicにも出演する人気だった。
2007年5月に逝去。

Clara Walker & The Gospel Redeemers LIVE- Morning Train
https://youtu.be/O3cDLodLEG0

< Rev.Jesse Louis Jackson >

アメリカの公民権活動家でキリスト教バプティスト派の牧師。Jesseはキング牧師が暗殺された時にも行動を共にしていて公民権運動家として台頭し、その後、大統領選にも何度か出馬して政治家としての側面が強くなっているが、この日はキリスト教の牧師であるにも関わらず、この日も”イスラム教も仏教もエホバの証人も関係ない”とすべての人々に連帯を力強く呼び掛ける様子が何度も映っており、ここまで熱く説得力のある演説するのは見たことが無かったので印象的だった。

​評価
5.0

ST

音楽は自由だ。最初にそう感じました。
ただの音楽ドキュメンタリーではなく、アーティスト一人一人の音に強烈なメッセージが込められていて、今のこの時代にこそ必要な映画だと思いました。特にゴスペルパートでは、絶望を知り尽くした人々が希望を失わず今日を生き抜くために、このゴスペルが必要不可欠なものだったのだということを改めて感じ、それが時を超えて遠く離れた日本でも、そして世界中で、いまだに多くの人を救い続けているのも必然なのだと、音楽の持つ力を改めて思い知らされました。同時に、音楽に携わるものとしてその力を適正に取り扱わなければならないと思わされました。
数々の有名アーティストの若かりし頃の姿や声も大いに楽しませていただきました。
励まされ、心踊り、勇気をいただくことができました!

​評価
5.0

JL

THE GOSPEL CALL - EPISODE #9
http://youtube.com/jl_gospel
8月7日(土)アップ予定
SUMMER OF SOULのフィーチャーをします。

映画を見ながらまとめた感想です。
これをベースで番組で紹介をさせて頂きました。

JL'S REACTION
- 1969 Harlem Music Festival
- It took place the same year as the WOODSTOCK festival.
- Location was the Harlem Park in the middle of New York.
- Martin Luther King, Malcom X, President Kennedy and many other famous leaders were working hard to change society and make things better.
- The movie sheds light on history of of SOUL / GOSPEL and the role it plays in human rights movement
- Oh Happy Day / Edwin Hawkins - featured! Another gospel legend.
- Gospel and Soul helped change the world for the better
- A MUST see!!!
- The movie also features a week of gospel that was a part of the festival!
- Gospel was their therapy!!!
- Stevie Wonder, Mahalia Jackson, Jesse Jackson and other greats were present.
- Precious Lord - performed by Mahalia Jackson, was a tear jerker!
- Martin Luther King’s favorite song.
- A close look at black history
- David Ruffin, singer of MY GIRL, Motown (from the temptations) legend.
- Gladys Knight and the Pips
- HOT!!!! Amazing performance
- 1969! During the festival man landed on the moon
- NINA SIMONE! Another legend!
- This movie has the power to change lives.
- I strongly recommend that you all see it.
- It will be in theaters as of 8/27.
- Please get your tickets now.
---------

John Lucas

​評価
5.0

Katsu Shijima

最初から最後まで見逃す事の出来ないシーンの連続で、歴史的作品としても、娯楽としてもとても質の高い作品でした。これを見ずにブラックミュージックを語るなかれ!そのような作品です。

​評価
5.0

三浦寿夫

 1969年といえば、僕は中学生になったころで、仲間内の話題はウッドストックに向けられていた。その同年にハーレムでこのようなコンサートがあったことも知らなかった。僕のブラックミュージックとの出会いは、小学生の終わりの頃、ポップス側でヒットしていたフィフス・ディメンション。まだ習っていない英語を必至に覚えて歌っていた。それからブラックミュージックを好きになっていった。

 また、すごい映画が来た。まず、懐かしさと共に、全編にわたってブラックミュージックのレジェンドの目白押し。彼らのすばらしいライブパフォーマンス、そして音楽する姿を楽しんだ。ブラックミュージックファンにはたまらない映画だ。

 一方、この映画をドキュメンタリーとして見るとき、公民権運動やベトナム戦争を経てアメリカという国に起った時代の大きな渦、そして黒人の人々の、歌わずにいられない魂の叫びが聞こえる。彼らの全身全霊で奏でる音楽が彼らの人間存在としてのリアリティーでありアイデンティティーなのだ。奴隷という悲惨な歴史を通っても、何によっても押さえつけることのできない命が、音楽そのものとなる。改めて、ブラックミュージックへの見方を変えられる映画だ。

​評価
4.0

IK

アメリカの歴史の予備知識があって映画を観たら、もっと楽しめたかなと思いました。。

​評価
5.0

のぞみ

熱い黒人音楽の根幹に触れたような映画でした。
苦しみ、悲しみを抱えて、それでも生き抜いていこうとする強さが、涙が、叫びが、生々しく心に響きます。

マヘリアが歌う姿を、初めて見る事が出来ました。precious Lord,take my hand
余りの迫力に、その一曲だけで胸がいっぱいになってしまいました。キング牧師が暗殺された翌年にどんな気持ちで歌ったのか…そしてそこで若いメイヴィスが彼女を支えるように共に歌うシーンは、新しい時代へのバトンタッチを見る様でした。

アフリカンアメリカンだけでなく、様々な人種そして音楽が集まり、一つになろうとしている姿が素晴らしいと思いました。
今日の私たちにも、必ず力をくれる映画だと思います。

​評価
5.0

kazumi


神様がユニークにつくられたスペシャルな1人1人!
ミュージシャンも客席もリズムと音をムチャクチャ楽しんでる!!!
当時の大変な時代環境の中でも与えられてる神様からのgift♬音楽に向ける熱い思いが痛いほど伝わってくる時間でした!

“How wonderful it was!!!!!”

​評価
5.0

Yoko Kelly

先日映画
「サマー オブ ソウル 
Snmmer of Soul」の試写会に参加させていただきました!!!!

私はアフリカ系アメリカ人の夫と
音楽を通じて出会い、
今月で結婚22年目を迎えます。
神様の祝福として三人の子供達を与えられ、Blackと日本人のミックスの子供達を私達夫婦と
「教会」という家族 
コミュニティの中で、
育ててきました。

それはそれは沢山の文化の違い、
常識の違い、表現の違いを学んだ22年でもあり、神様の愛、 赦し、恵みを体感してきた日々でした。

去年の「Black Lives Matter」の流れから、
本来変わっていて当然の事が
変わっていなかった現実が浮きあがって、
Blackの人々の歴史の糸が研ぎ解され
世界の誰でも今ある真実を見る事ができるようになってきた、そんな気がします。

私は小、中学から洋楽を聴き、
高校生の頃からロックを通して
少しずつBlack音楽に傾倒していき、
「ゴスペル」にたどり着いた私は
その音楽がまるで私の故郷のように感じました。

この映画は正に私が10代後半から
20代中まで愛してやまなかった音楽を作ってきた方達が、
リアルに1969年にハーレムで行った大型ライブイベントについてのドキュメンタリー。。。

延べ30万人動員した、
Black community による、
Blackの音楽。。

でも、実はそこには
「肌の色」や、
「文化の制限はない」イベント。。

沢山の障害や、
逆境を乗り越え行われたライブ。

私の知らなかった沢山の出来事もその中に描かれていました。

でもその全てに「ゴスペル」が土台になっていて、

愛が、信仰が、
このイベントを実現させたのだろうと思いました。

Black musicの歴史的なイベントを
あなたも体験しませんか??

きっとあなたも
「音楽の力」を、
力強いメッセージを 
受けとれると思います。

どんな状況や、
環境の中でも
音楽を通して
希望を、力を、自由を、
前に進む勇気を見続け
前進してきた、
それをまるで証明したような 
このコンサートを、
このお映画を

ぜひ観ていただけたらと思います!!

そして大変長い文章、読んでくださりありがとうございます♪

8月27日から全国で公開されます!!!

沖縄はなんと北谷美浜7プレックスで公開されます!!!

ぜひーーーーーーー!!!!!
私も映画館でみたいので、また行きまーす!!!!
#gospel
#funk
#blues
#rock
#latinmusic
#gospelmusic
#北海道札幌の音楽仲間の皆様へ
#沖縄の音楽仲間の皆様へ
#ブラックミュージック
#必ず観てね
#音楽家の皆様
#絶対観てほしい
#音楽家じゃなくても
#音楽大好きな人は
#見てよーーーーー!!!!

​評価
5.0

Yayoi

映画「サマー・オブ・ソウル」の試写会に参加させていただきました。
開催後50年間封印されていたという、Harlem Cultural Festival 1969を見ることができます。
もう、出演者がとにかく豪華すぎて、釘付けです。
演奏の素晴らしさは去ることながら、メッセージにも心打たれます。
私達がクワイヤーでハーレムの教会で賛美させてもらったのを思い出し、いつだっけ?と思ったら、20年前だったʬ
人種差別や、当時の様々な問題(今にも繋がる)を知ることもできるので、ぜひ多くの方に観て欲しいです!
私も劇場でもう一度見よう😊

​評価
5.0

H.H

1969年の光景がまるで今、目の前で起こっているような臨場感を覚えた。音楽もファッションも新鮮でまるで色褪せず生気に溢れている。ロックが大好きでレコードやCDを聴きあさりバンドもやっていた私にとって、スライもBBキングも音源でしか聴いたことがなかった彼らが動いている映像を見れることは本当に貴重だった。19歳のスティービー・ワンダーなんて想像できなかったはず。クリスチャンになる前にゴスペルに出会い、クリスチャンになってからこの映画で観たマヘリア・ジャクソンの賛美はまさに神に捧げる礼拝だった。ハーレムは怖いところ、という教えはまるで拭い去られる。たとえ困難にあっても人々を音楽と主が支えていたのだなと感じる。ハーレムの歴史は誇り高くあるものだと思った。
この映画が50年という年月をかけ世に出たことを深く感謝します。

​評価
5.0

KM

1969年、黒人たちの代弁者であったキング牧師の暗殺による失望が漂う中、ハーレムには貧困にあえぐ人々が溢れていた。皮肉にも人類は初めて月面着陸を果たした年。
そんな混沌とした状況のなか無料で開催された無料の音楽フェスティバル。30万人の人々が集まり、ゴスペル、ブルース、ジャズ、ラテンと様々な音楽ジャンルを楽しみながら、自分たちが黒人であることのプライドや自由、黒人としてのアイデンティティを確かめる。貧困と社会的に虐げられてきた黒人たちの内側から、魂の叫びとも言える卓越した多様な音楽が生まれ、今もなおその芸術にリスペクトが集まっているのが、神のご計画の他に考えられない。
このビジョンを与え、アーティストたちを集め、慰めのために実現された素晴らしいフェスティバルを拝見できて、心から感謝します。

​評価
5.0

FK

この貴重な歴史的映像は、始めから終わりまでずっとエキサイティングな時間でした。BBキング、スティービーワンダー、グラディスナイト、スライ、マヘリアジャクソン、メイビスステイプル・・・、会場いっぱいの人人人。何もかもがかっこよく、こころ揺さぶられ、叫びたくなりました!

一方で、マヘリア・ジャクソンの重みを改めて思わされました。
音楽のあいまに、当時の人々を取り巻く状況などが、インタビュー形式で語られていたのは、とても意味のあることでした。歴史的状況を理解することにも役立ちましたが、言葉のひとつひとつが心に響きましたが、特に「ゴスペルは宗教である以上に ”米国で黒人である” ことのストレスを癒す手段だった(劇中の正確な文言ではなく、このような意味)」と言われたことは印象に残りました。このことは、日本でゴスペルを歌う私たちにとって、部分的に共感するところがあるかもしれません。

日本人には、わかりやすい和訳がついているところも、非常に価値のあることだと思います。もう一度ゆっくり観なおしたいと思っています。

​評価
5.0

Tochi

1956年生まれのウッドストック世代です。アナザーヒストリーに触れさせていただきました。当時のブラックゴスペルのリアルもとても伝わり、特にキング牧師の愛した”Precious Lord take my hand”を絶唱するマヘリア・ジャクソンの姿には衝撃を受けました。ゴスペルを歌う日本の皆さんに是非見ていただきたいと思います。

日本語訳詞に不自然さがなく、とても良かったです。ありがとうございました!

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