

クリスチャン映画 Information
*ポスター画像をクリックすると,ホームページ、予告編のWebサイトが開きます。(全てではありません)
TOPICS
近江ミッション 願いと 祈りと 喜びと
ヴォーリズ記念病院のホスピスを題材
たとえ病の中に在っても 人には願いがある。その願いが叶いますようにと 祈る人々がいる。そして 願いが叶ったとき そこは喜びの空間になる 与えられた いのちと時間 人々の願いと祈りと喜びを見つめた 500日の記録。滋賀県近江八幡市にあるヴォーリズ記念病院のホスピスを題材に取り上げた、2013年製作のドキュメンタリー「いのちがいちばん輝く日 あるホスピス病棟の40日」を手がけた溝渕雅幸監督が、再び同病院のホスピスを取材して完成させた作品。語りは杉浦圭子。
2024年製作/100分/G/日本
配給:アスツナグエイゾウ
美晴に傘を
青年クリスチャン監督渋谷悠 長編映画デビュー作品
北海道の小さな町の自然を背景に、息子を失った父親と、夫を亡くした妻、そして自閉症の娘が織りなす、失われた家族の再生の物語。『底なし子の大冒険』『狼少年タチバナ』などで知られる劇団牧羊犬を主宰し、短編映画では国内外の数々の賞を受賞してきた渋谷悠の初長編作品。
監督の渋谷悠は、HiBA(高校生聖書伝道協会)で信仰を持ったクリスチャンで、同じクリスチャンの奥様が、この映画のプロでユースをしていいる。「クリスチャン映画を成功させる会」の取り上げる「クリスチャン映画」という枠からすれば、この作品は全く当たらない。見事にキリスト教色はなく、むしろ出てくるのはお寺での四十九日法要やお盆行事。(その分、一般の日本人には、抵抗なく観られる。)ただ、その映画づくりの視点が、極めてクリスチャン的だといえる。主人公で自閉症の美晴を取り巻く家族や人々の心が愛と優しさに満ちており、 “イエスのまなざし”を感じさせている。
2025年製作/123分/G/日本
配給:ギグリーボックス
劇場公開日:2025年1月24日
Merrellー日本を愛したニッポンジン
ウィリアム・メレル・ヴォーリズのドキュメンタリー
近江兄弟社グループの創立者であり、日本の近代建築にも大きな足跡を残した建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。彼が故郷の“米国”カンザス州レブンワースを離れ、たった一人で“来日”し、そして生涯“留まる”ことになる近江八幡の地を踏んでから2025年で120年を迎えます。
ヴォーリズは近江八幡を中心に建築だけでなく、医療、教育など、様々な分野で多大な貢献をしますが、どの分野においても一貫したメッセージを残しました。それは何か?merrell(メレル・米来留)の意味が最後に分かります。番組では彼が遺した数々の建築物を通して、彼のメッセージを紐解いていきます。一般のテレビ局が製作していますが、ヴォーリズの背景にはキリスト教があることを感じさせる内容でした。また、献身とは何かを考えさせられます。見逃し配信はTVerで。配信終了になる前にご覧ください。
⇒merrell | TVer
逆境に負けず独自の表現を求めて〜フジコ・ヘミング×星野富弘〜
2024年12月30日のNHK「耳をすませばー今年亡くなったあの人物の珠玉の言葉が甦る!」
クリスチャンのフジコ・ヘミングさんと星野富弘さんが取り上げられていました。
2024年4月に亡くなったピアニストのフジコ・ヘミングさんと詩画作家の星野富弘さん。逆境に負けず、独自の表現を追求して多くの人の心を揺さぶった二人の言葉に耳を傾ける。
フジコさんは戦後の混乱で一時国籍を失い、風邪で高熱を出して聴力を失ってしまう。その後、左耳の聴力が一部回復したものの苦しい生活が続いたが、60代で放送されたドキュメンタリー番組が反響を呼び、国内外で活躍した。星野さんは不慮の事故で手足の自由を失い絶望したが、やがて口に筆をくわえて描き始め、絵に詩を添えた「詩画」という独自のスタイルを確立。詩画集や作品展が評判を呼び、富弘美術館に多くの人々が訪れた。
見逃しは、NHK+で。
ボンヘッファー
2024年11月,公開週第4位、会場では彼の生き方に感動して涙する人も。
世界が滅亡の危機に瀕する中、ディートリッヒ・ボンヘッファー牧師、はヒトラー暗殺計画の渦中に巻き込まれる。自分の信仰と運命が危機に瀕している中、ボンヘッファー牧師は道徳的信念を貫くか、それとも数百万人のユダヤ人を大量虐殺から救うために危険を冒すかの選択を迫られる。平和を説くことから殺人を企てることへとシフトしたボンヘッファーは、歴史の流れを変えるのか、それともすべてを失うのか?日本のキリスト者の間で良く読まれている「共に生きる生活」の著者。キャステイングも音楽も素晴らしく、随所に聖書の言葉が証しされていると好評。公開週第4位。日本での公開が期待される。
2024年製作/133分/ベルギー・アイルランド合作
原題または英題:Bonhoeffer: Pastor. Spy. Assassin.
アメリカ配給:エンゼル・スタジオ
「塩狩峠」が映画館で公開!!シネマヴェーラ渋谷
脚本家 楠田芳子さんが生誕100年 2024年12月末まで公開中!!
2024年11月22日より12月27日の期間、ただし毎日ではなく要日程、時間確認
三浦綾子原作、この物語は明治42年2月28日に北海道の塩狩峠で起こった事実に基づく。名寄から札幌に向かっていた汽車が塩狩峠の頂上あたりに差し掛かったころ、突然、最後尾の車両がはずれ、逆走してしまう。この車両に乗っていた永野信夫(当時旭川運輸事務所庶務主任)が、乗客の命を救ったのだが・・・。その日彼は、友人吉川の妹で、難病カリエスから癒されたふじ子との結納の日だった。「愛」「信仰」を現代の私たちに問う作品。監督は中村登。脚本は楠田芳子。文部省選定、文化庁優秀映画奨励賞受賞、全国PTA協議会推薦、青少年審議会推薦。
HDリマスター化されてから、初めての映画館公開となった。
詳しくは→http://cinemavera.com/schedule.html
NHKこころの時代 ウクライナ 苦しみとともに歩む | 牧師 船越真人
2024年11月3日(日) 午前5:00-午前6:00 放送
ウクライナ宣教師として、オデーサにウクライナの人々のプロテスタント教会を建て上げて26年間、ロシア侵攻によるウクライナ戦争の間も、現地にとどまって、戦禍に苦しむ教会員、ウクライナの民間人、兵士たちのために働いておられる船越真人牧師夫妻(加古川バプテスト教会より派遣)の2年間を追ったドキュメンタリー。民間番組なのに、キリスト教団体が制作したかと思えるほど、本当のキリスト教信仰とは、教会が神と人に仕えるとはどういうことかを、まっすぐに伝えていて、本当に心を打たれ、祈らされる作品。
YouTubeで16分強のダイジェスト
https://www.youtube.com/watch?v=RjCpGiX0jnY
2024年製作/60分/日本
放送:NHK
レーガン
パット・ブーンとジョージ・K・オーティス牧師と共に祈りを捧げる
第40代アメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンを題材とした物語 全米5位
『レーガン』(Reagan)は、ショーン・マクナマラ監督によるアメリカ合衆国の伝記・歴史ドラマ映画である。第40代アメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンを題材とした物語で、彼の子供時代からホワイトハウスに至るまでの軌跡が描かれている。ロナルド役にはキリスト教映画でお馴染みのデニス・クエイドとデヴィッド・ヘンリーによって演じられる。レーガンの人生における主要な出来事が含まれており、子供時代のいじめっ子との対立、映画俳優組合の会長時代、カリフォルニア州知事時代からアメリカ大統領に至るまでの政界での出世などが描かれ、レーガン夫妻が「やり直しの力-マリガンー」に出演したパット・ブーンとジョージ・K・オーティス牧師と共に祈りを捧げるシーンなど、聖書やキリスト教も紹介され、良質な作品との評価。
2024年製作/141分/アメリカ
原題:Reagan
God's Not Dead In God We Trust
「神は死んだのか」シリーズ最新作
全米2週目で16位から10位にアップ!!
政治的、市民的、そして精神的に大きな混乱が起きている現在、デイビッド・ヒル牧師は重要な問題に取り組んでいた。 政治に神の居場所はあるのか?ある現職議員の予期せぬ死を受け、デイビッドは、公共政策から宗教的影響力を排除しようとする動きが強まっていることに異議を唱え、選挙戦に参戦せざるを得ないと感じる。宗教を公の場から排除し、より大きな分断を生み出そうとする強敵、ピーター・ケイン上院議員と対決するデイビッドは、現代政治という危険な海を航海しなければならない。過去の敵に立ち向かい、容赦ない監視の目にさらされる中、デイビッドの選挙運動は、分断された国家において精神的、道徳的リーダーシップを切望する多くの人々にとっての希望の光となる。ゴッド イズ ノット・デッド:イン・ゴッド・ウィー・トラスト』は、公生活において信仰を守り続ける戦いを探求する。
2024年製作/96分/アメリカ
原題:God's Not Dead: In God We Trust
「祈りのちから」のケンドリック兄弟制作
映画「forgeフォージ」
第1週ウェークエンド第5位スタート!!
キリスト教直球映画なのに、全米で大好評だった「祈りのちから(原題WarRoom)」。日本でも、こういった実話でないクリスチャンドラマは、集客が少ないのだが、この「祈りのちから」は、違った。そのスピンオフ作品が「forge」。クリスチャン監督のケンドリック兄弟が、神が人をイエス様の弟子として、神の目的のために作り変えていくことががテーマに製作。その弟子訓練室の部屋がタイトルになっている「Forge」。2024年8月23日に全米公開スタート。第1週のウィークエンドは、第5位の成績。将来の計画を立てずに高校を卒業したイザヤは、より良い人生の決断を始めるようとするのだが…。プリシラ・シャイラーは、「祈りのちから」のエリザベス・ジョーダンの双子の妹であるシンシア・ライトを演じ、あの祈りのおばあさん、ミス・クララも登場、同じくカレン・アバクロンビーが演じている。T.C.ストーリングスも「祈りのちから」で演じたトニー・ジョーダン役を再演している。日本公開されるように、乞う祈祷!!
2024年製作/124分/アメリカ
原題:forge
ヒルソング教会のヒミツ
ヒルソング教会の裏側まで踏み込む
最盛期には世界30か国で宣教し15万人以上の信者を抱えていたペンテコステ系のメガチャーチ。日本でもダーリン・チェックの「Shout to the Lord」などは有名。創設者のブライアン・ヒューストンの弟子であり、ブライアンの息子の親友でもある主任牧師カール・レンツの不倫や献金の私的流用など様々な不祥事が描かれる。ヴァニティー・フェア誌のジャーナリストであるアレックス・フレンチとダン・アドラーによるメガチャーチのスキャンダルに関しての独自取材は議論を巻き起こした。本作はこの報道を基に制作された4部構成のドキュメンタリーシリーズ。このシリーズでは、元牧師のカール・レンツとローラ・レンツが、教会から解雇されて以来、初めてインタビューに答えている。ジャーナリスト、歴史家、政治家による新たな報告と分析により、センセーショナルな見出しだけでは分からない、ヒルソング教会の裏側まで踏み込み、教会が自らを守るために長い間不祥事を隠蔽してきた手口を検証する。かっての献身者が「二度と教会には行かない」との発言に心が痛む。
2023年製作/240分/アメリカ
原題:the secrets of hillsong
配信:Disney+!!
「神の沈黙 キリシタン弾圧と原爆の歴史を読み解く
クラウドファンディング終了の御礼とご報告!!
254 名の皆様から7,043,220円となり、ネクストゴール目標金額の600万円を大幅に超えました!!
この度は「神の沈黙 キリシタン弾圧と原爆の歴史を読み解くドキュメンタリー作品を届けたい!」のクラウドファンディングへご支援いただき、誠にありがとうございます。
2024年5月20日より実施しておりましたクラウドファンディングが、6月30日を持って無事に終了いたしました。まずは皆さまに、関係者一同心より御礼申し上げます。
クラウドファンディングのホームページ上では、6,378,000円で終了となっておりますが、その後もご支援は続き、7月31日現在、254 名の皆様から7,043,220円となり、ネクストゴール目標金額の600万円を大幅に上回ることができました。ご支援金に加えて、応援と激励のお言葉や、団体名への期待を寄せるコメントも数多くいただき、関係者一同、感激しております。重ねて感謝申し上げます。いただいたご支援は、ドキュメンタリー作品製作に大切に充てさせていただいております。ドキュメンタリー映画のナビゲーターとして久米小百合さんが決定、最終台本に向けて脚本家とやり取りをしております。また、すでにロケハンは始まっており、久米小百合さんの撮影も行われています。乞うご期待!!
!!
2025年 4月 全米公開決定!! 「レザレクション」
ついに待ちに待ったメル・ギブソン映画「パッション」の続編
十字架にかかるイエス・キリストに焦点を当てた「パッション」の続編は、イエスの十字架から復活までの3日間を描いている。主演は、パッションと同じジム・カヴィーゼル。
映画「forgeフォージ」を製作中!! 2024年8月23日 全米公開予定!!
「祈りのちから(原題WarRoom)」の続編
キリスト教直球映画なのに、全米で大好評だった「祈りのちから(原題WarRoom)」。日本でも、こういった実話でないクリスチャンドラマは、集客が少ないのだが、この「祈りのちから」は、違った。 今、クリスチャン監督のケンドリック兄弟が、再び、祈ることの大切さを伝える将来の計画を立てずに高校を卒業したイザヤは、より良い人生の決断を始めるようとするのだが…。 プリシラ・シャイラーは、「祈りのちから」のエリザベス・ジョーダンの双子の妹であるシンシア・ライトを演じ、あの祈りのおばあさん、ミス・クララも登場、同じくカレン・アバクロンビーが演じている。T.C.ストーリングスも「祈りのちから」で演じたトニー・ジョーダン役を再演している。どんな内容になるか、ご期待!! 日本公開されるように、乞う祈祷!!
2024年/アメリカ
Nシリーズ 神と交わした約束 モーセの物語
3月27日より配信開始!!
神学者や歴史家たちの見解を踏まえ、エジプトの王子から預言者へと至ったモーセの生涯を再現。モーセが歩んだ驚くべき道のりに光を当てるどドキュメンタリー。「神と交わした約束: モーセの物語」は、モーセの生涯を追う3話構成の壮大なシリーズ。誕生後まもなく命を追われ、やがて人を殺めてしまったモーセが、いかにして預言者となり、ヘブライ人の解放者に成り得たのか。迫力満点のドキュメンタリードラマに専門家のインタビューを織り交ぜた本シリーズで、ナイル川のほとりからシナイ山、そして葦 (あし) の海へと続く道のりをひも解く。そのモーセの壮絶な救済の旅が、聖書やコーラン、トーラーに記される最も印象的で象徴的な出来事を引き起こす。 神と交わした約束: モーセの物語 (シーズン 1 字幕付き)。 出演:チャールズ・ダンス、クラーク・ピータース、アヴィ・アズライ
2024年/アメリカ/TV-14.
配信 Netflix
エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命
「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に迫った衝撃を超える真実の物語
1858年に起きた教皇ピオ 九世時代の「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に迫った衝撃を超える真実の物語。イタリア国内でのカトリックとユダヤ教の関係や、教会法が市民に与えていた影響、教皇謁見、裁判等の描写がとても印象的な作品。イタリアボローニャ出身のカトリック教会の司祭。両親はユダヤ人であったが、病気で命が危なかったため、カトリックの召使の少女が、緊急洗礼をエドガルドに授けた。その当時、教会法で非キリスト教徒は、キリスト教徒を育てる権限は無かった。そのため1858年6月23日、6歳のときユダヤ教の両親のもとから連れ去られて、カトリック教徒として育てられ、親子は引き裂かれてしまう。教皇は「神の意志にのみ答える」と、エドガルドの返還には応じようとしなかった。エドガルドの二つの宗教の間での心の葛藤、両親の苦悩、そして、エドガルドの選択はいかに。宗教2世問題が社会問題化されている日本に、一石を投げかける映画。スティーヴン・スピルバーグが魅了され、映画化に向けて書籍の原作権を押さえていたことでも有名。2024年4月26日日本公開。イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督作。
2023年製作/125分/G/イタリア・フランス・ドイツ合作
原題:Rapito
配給:ファインフィルムズ
ミリオンダラー・ベイビー
2024年2月に行われた『日本ケズィック・コンベンション2024』にて、藤本満先生(イムマヌエル綜合伝道団高津キリスト教会牧師)がこの映画を引用!!
https://www.youtube.com/watch?v=brn1j2BdhFc
『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)は、主演の クリント・イーストウッドが監督・共同製作・音楽を務め、ポール・ハギスが脚本を務めた。家族からすらも愛情を受けた事のない孤独な女性マギーと、家族にすら愛情を見せた事のない不器用な老年の男性フランキーとの間に芽生えながらも、非情な結末を迎える愛の物語。第77回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞(スワンク)、助演男優賞(フリーマン)の4部門を受賞した。様々なキリスト教への疑問を抱きながらも毎週ミサに通う主人公が、愛する弟子でもある女性の命を奪うと結末には、人間の尊厳とは何かを考えさせられると同時に、尊厳死を扱った映画なので、キリスト教団体からボイコット運動も起きたとのこと。
2004年製作/133分/R15+/アメリカ
原題:Million Dollar Baby
配給:ムービーアイ、松竹
ゆるし
新興宗教で洗脳された過去をもつ監督が、宗教虐待に切り込んだ衝撃作!
すず(平田うらら)は、新興宗教「光の塔」の信者である母・恵(安藤奈々子)から厳しい宗教教育を受けて育ち、教えに反することをするとムチで打たれることもあった。ある日、すずは学校で教団に渡す献金袋を盗まれ、お金を借りようと祖母・紀子のもとへ向かう。恵が娘に信仰を強制していることを知った紀子と祖父の勝男は、すずを保護する。祖父母からの愛情を受けて暮らす中、すずは「世の人はサタンに染められている」という教団の教えに疑いを抱き始める。
2023年製作/60分/日本
配給:ユーラフィルムズ
FEAST -狂宴-
淡々と進む映画だが、この主人公たちの行動をどう思うか?
息子が起こした交通事故の罪を被り、刑務所に収監されていた家族の長の帰還を祝う宴の準備が進められている。収監されている間、妻と息子は、亡くなってしまった男の妻と子供たちを引き取り使用人として面倒を見ていた。しかし、宴の日が近づくにつれて後ろめたさと悲しみが再びあらわれ、「失った者」と「失わせた者」との間の平穏はかき乱されていく….父を想う気持ち、相手の父親への憎しみ、それが生活のためにその宴会場で働かなければならない心の葛藤など、ほとんど描かれないまま映画は淡々と進む。この親子の身勝手さに苛立ちながら、キリスト者ならこの父親の姿がイエス・キリストで、息子が私たちだと気が付くだろう。父親が釈放され戻って祝宴が始まる。そこには、殺された家族、罪を償わない息子の姿がある。これが狂宴のタイトルの意味か、また復活を祝うキリスト者を、未信の方が見て思う気持ちなのだろうか。主演は、フィリピンの国民的ドラマ「プロビンシャノ」で人気を集めたココ・マルティン。
2022年製作/104分/G/香港
原題:Apag
配給:百道浜ピクチャーズ
リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング
ロックンロールの偉大なる創設者、その知られざる史実と素顔を描く
キリスト教証し映画ではない。ビートルズもストーンズもボウイもプリンスも。JBもジミヘンもディランも、そしてプレスリーまでもが敬愛し、真似た!すべては彼から始まった!ロックンロールの偉大なる創設者、その知られざる史実と素顔を描く。幼少時代、リチャードはゴスペルを叫ぶように歌い、母親のブローチを身につけてメイクも施し、着飾るように教会へ行っていた。実は彼はクイアと呼ばれる性的マイノリティーだった。数年後、彼の音楽は、性の解放の欲望が渦巻いていた若者たちにとって、その抑圧された思いを晴らしてくれる音楽へと変わっていた。1957年、リチャードは「主の再臨は近い。神に人生を捧げたい」とキリスト教系の黒人の大学「オークウッド大学」に入学。神学を学び始めるが・・・。信仰者としてのリチャードか同性愛者のリチャードかではなく、その両方を受け入れていくリチャードは、ようやく第24回アメリカン・ミュージック・アワードにて、功労賞を受賞した。
2023年製作/101分/アメリカ
原題:Little Richard: I Am Everything
配給:キングレコード
キム・ソンウン牧師 衝撃インタビュー
映画「ビヨンド・ユートピア 脱北 」クリスチャンマスコミ共同記者会見!!
命をかけて、北朝鮮から険しい山岳地帯を越えて、2人の幼い子どもと80代の祖母を含む5人の家族を脱北させたキム・ソンウン牧師が、映画を紹介するために緊急来日した。2023年12月19日(火)に、新宿にあるCGNTVのスタジオにおいて、クリスチャンマスコミ各社を迎えての共同インタビューを行った。キム牧師の奥様も脱北者であること、また一人息子の死がご夫妻に与えた影響、そして一番の目的は、魂の救霊であることが語られた。ご自身も2度ほど、北朝鮮から、誘拐されそうになったそうだ。それにも関わらず引き続き、脱北者の支援を行っていくという。その夜に持たれた「第10回 オンライン映画カフェ」でもインタビューを受けている。詳細は→ こちら。20日には、日本報道記者クラブで映画の試写とキム牧師の記者会見が行われた。
月
伝道者の書 1:9が出てくる映画
キリスト教映画ではない。職員の一人が、問題のあるクリスチャンホームで育った娘として出てくる。そして、「かつてあったことは、これからもあり かつて起こったことは、これからも起こる。 太陽の下、新しいものは何ひとつない。 」(コヘレトの言葉1:9 新共同訳)が語られる。監督の意図は何なのでしょうか。深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだった。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく――。
2023年製作/144分/PG12/日本
配給:スターサンズ
劇場公開日:2023年10月13日
ドラマ 宗教2世問題 神の子はつぶやく
NHKにて、2023年11月3日(祝・金)に放送されました。
「神様を信じていなくても、お母さんに愛して欲しかった。」
ある宗教を信じる家庭に育った、姉と妹。幼少期から“神の子”として育てられてきた彼女たちは、熱心な信者である母親に、学校でのつながりや部活、カラオケ等の楽しみを禁じられる。日曜は、何よりも優先して集会に参加し、神に祈る。そんな彼女たちの心は、成長と共に窮屈に縛られていく。たこ焼き屋を営み、慎ましくも幸せになりたいと願ったはずの家族。妻と娘たちとの絆を信じた父が病で命の危機を迎えた時、それぞれの“信じる”気持ちが壊れ始める…。姉妹は生き方を分かち、それぞれの道で悩む。そして問う。「お母さんはどうして神様を信じたの?」。当事者たちへの取材から見えてきた“宗教2世”の知られざる葛藤。善と悪を分ける“神の教え”と“親への愛”の狭間で激しく揺れる心に光を当て、姉妹の“個”の視点を通じ、深く掘り下げて描く。
ブログ→ドラマ 宗教2世問題「神の子はつぶやく」と映画「炎のランナー」
こんにちは、母さん
山田洋次監督作品に、牧師が重要な役目を!!
皆さん、映画「こんにちは、母さん」をご覧になられましたか。この映画は、伝道映画として用いることが可能だと思って教会でも宣伝しています。山田洋次監督がこれまで「男はつらいよ」シリーズではお寺がコミュニティーの中心として描かれていました。ですが、彼の最後の作品となるかもしれないと渾身込めて制作した作品にキリスト教会が登場し、吉永小百合さんがクリスチャン役であることを観て、やっと日本にキリスト教が市民権を得た・・・と感じました。 キリストの犠牲の精神と主人公が重なりました。各所にキリスト教の香りが放たれています。
常盤台バプテスト教会 牧師 友納靖史
2023年製作/110分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2023年9月1日
2024年 「沈黙」ゆかりの地で神の前に静まる心の旅
Bコース、まもなく定員!!
Aコース 2024年5月20日~22日 Bコース 5月22日~25日
2024年も「『沈黙』ゆかりの地で神の前に静まる心の旅ツアー」を行うことになった。皆様が参加された「長崎、外梅、五島黙想の旅 4日間」第4回目をBコースとし、新たにAコース「天草・島原・雲仙・長崎黙想の旅 3日間」のツアーを計画立案。
約3万人が殉教した島原の乱の原城、16歳で幕府との戦いに身を投じた天草四郎の涙。映画「沈黙」のシーン、雲仙地獄の熱湯攻め。ここにも、「神の沈黙」がある。彼らが抱いていた天の御国への希望を黙想するツアー。
ABともチャプレンは、第3回同様、フル・ゴスペル成田教会、妹尾光樹牧師。またAコースでは、天草、島原のことを知り尽くした南 圭生牧師(天草中央キリスト教会)が、丁寧にガイドしてくれる。
ヴァチカンのエクソシスト 試写会報告
2023年6月12日 カトリック関係者試写会 実施!!
クリスチャン映画を成功させる会が協力して、カトリックの皆様をお招きして、「ヴァチカンのエクソシスト」(原題は、The Pope’s Exorcist )試写会をソニー・ピクチャーズの試写室で行った。この映画の中で、2016年9月16日に91歳で亡くなったガブリエーレ・アモルト神父(演:ラッセル・クロウ)が、悪霊の業を信じない若き神父に、「98%は悪霊の仕業ではないが、2%は科学や医学では説明できないことがある」と説明するシーンがある。また、ソニー・ピクチャーズの宣伝担当者の方も、今回の映画のコピーを、「悪魔は、存在する。今でも」とした。この映画は、単なるホラー映画ではなく、世の中への警告と信仰による勝利を教えてくれる作品かもしれない。だが、「ホラー映画」は、「ホラー映画」。VFXで映像化されているので、あっという間の1時間43分たが、全てが実話ではない。苦手な方は止めた方が良いと思うが、最後はイエスが打ち勝つストーリーだから安心して観て欲しい。https://www.vatican-exorcist.jp/