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クリスチャン映画 Information
🎬 教会でのDVD上映（配信）
に関するご注意
〜著作権を守り、信仰の証しを〜
主にある兄弟姉妹の皆さまへ
日々のご奉仕と祈りに心より感謝申し上げます。私たちの教会活動において、映画や音楽は、福音のメッセージを豊かに伝える手段として、集会や礼拝の中で用いられることが増えてまいりました。特に信仰をテーマにした作品は、参加者の心に深く届き、神の恵みを分かち合う貴重な機会となっています。
しかしながら、これらの作品を教会でのDVDを上映・使用する際には、著作権法に基づく適切な手続きが必要です。著作権とは、創作者の人格と労力を守るための大切な権利であり、私たちがその作品を用いる際には、敬意と感謝をもってその権利を尊重することが求められます。
🕊「著作権は神様にある」という
信仰的理解について
私たちの信仰の中では、すべての賜物は神から与えられたものであり、創作の源も聖霊の導きによると信じています。音楽や映像、言葉のひとつひとつが、神の栄光を現すために用いられることは、私たちにとって深い喜びであり、感謝の対象です。
しかしながら、日本の法律においては、著作権は人間の創作者に帰属する権利として定められています。たとえ作品が信仰に基づいて作られたものであっても、著作権法上は、その創作者（個人または団体）が法的な権利者となります。
「著作権は神様にある」との信仰的な表現は、霊的な意味では美しく力強いものですが、法的な手続きや許諾の場面では通用しません。著作権者の許可なく作品を使用した場合、たとえ教会内であっても、著作権侵害とみなされる可能性があります。
これは、創作者の人格と労に対する敬意を欠くことにもなりかねません。むしろ、法を守ることこそが、神の秩序と隣人への愛を実践する姿勢であると、私たちは受け止めるべきではないでしょうか。
📖 著作権とは？
映画や音楽などの作品には、法律によって守られた権利があります。教会でこれらを使用する際にも、以下の3つの権利を正しく理解し、尊重することが求められます。
これらの権利は、営利・非営利を問わず、公共の場で作品を使用する際には必ず配慮すべきものです。
📚 著作権法の基本と映画作品の上映
著作権法第38条第1項では、営利を目的とせず、かつ観客から料金を徴収しない場合には、著作物を「公に上映」することができるとされています。
ただし、これは例外規定であり、すべての著作物に適用されるわけではありません。
特に映画作品は、「映画の著作物」として特別に保護されており、以下のような専有権が定められています：
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上映権（第22条の2）
著作者は、その著作物を公に上映する権利を専有します。
※教会でのDVD上映は「公の上映」に該当し、非営利・無料でも許諾が必要です。 -
頒布権（第26条）
著作者は、映画の原作品または複製物を頒布する権利を専有します。
※DVDやBlu-rayを無断で配布・貸与・販売することは違法となります。
これらの権利は、映画作品に特有の保護として強く定められており、教会活動においても遵守が求められます。教会員に映画館を経営されている方がいる場合や、教会の隣が映画館であると仮定すると、教会は無料上映会を開催できるでしょうか。無許可上映は、地域や教会員との信頼関係を損なう可能性もあります。
📖 ⚠ 実際の事例から学ぶ
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温泉施設での無断上映（2010年）
映画『ジュリー＆ジュリア』を許可なく上映した施設の店長が逮捕され、運営会社も有罪判決を受けました。無料上映でも「公衆への公開」に該当すると判断されました。 -
ビジネスホテルでの海賊版頒布（2013年）
200本以上の映画をDVD-Rに複製し宿泊客に貸し出した経営者が著作権法違反で有罪。非営利でも複製・頒布は違法です。 -
教会での上映中止事例
ある教会がDVD上映会を計画していたところ、映画会社から「許諾がない上映は著作権侵害にあたる」と警告を受け、上映を中止しました。 -
コンサート映像の無断配信・配布
教会で行われたコンサートを、出演者や所属団体の許可なく配信・DVD化することは、著作権および著作隣接権の侵害となる可能性があります。
✅ 安心して使用するために
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映画や音楽を使用する際は、著作権者または配給会社に許諾を得るようにしましょう。
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ライセンスを提供している配給会社や団体があります
①ライフ・クリエイション・・・「塩狩峠」、「海嶺」、「神の沈黙 キリシタン弾圧と原爆 」など
②MMC・・・一般の映画上映
🙏 信仰と誠実さを守るために
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私たちが法を守る姿勢は、創作者への敬意であり、信仰の証しでもあります。
神の恵みを分かち合う場が、法的にも倫理的にも誠実なものであるよう、皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。 -
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📎 参考リンク：
