映画「復活」「天国からの奇跡」「祈りのちから」3本連続公開の奇跡編 神の恵みとその裏話⑲

更新日:3月16日


2015年の夏、ソニー・ピクチャーズから、驚きの提案がありました。「WARROOM」「RISEN」「Miracles from Heaven」 の3本のクリスチャン映画を3週間ずつ、計9週間上映しようと壮大な計画です。

当時の日本代表の佐野哲章(のりあき)氏がクリスチャンで、こんな大胆な計画を提案してくださいました。

佐野さんは、約40年にわたって、「トイ・ストーリー」「007」シリーズ、「スパイダーマン」 などの話題作やヒット作などに携わってこられました。また、第34回ゴールデングロス賞 全興連特別功労賞を受賞なさったほどに映画業界に貢献された方です。

ほどなく公開日と順番、日本語タイトルが決定しました。まず初めに、2016年5月28日からの「復活」 (原題Risen)は、イエス・キリストを処刑した司令官クラヴィアスの物語です。消えたイエスの遺体を弟子たちが隠したと確信し、遂に彼らの隠れ家に踏み込みますが、そこにはイエスがいました。聖書に書かれている復活の記事を題材に、架空の人物を登場させて、クリスチャンではない彼の視点から展開していく物語です。

続く6月18日からは、「天国からの奇跡」 (原題MIRACLES FROM HEAVEN)を公開。幼い頃から消化器疾患を患い、入退院を繰り返していた少女アナが奇跡的に癒される物語で、実話を基にしています。今、私たちの周りで応援してくれる一人一人が、実は天の神が贈ってくれた奇跡であることを教えてくれる作品です。

主演のジェニファー・ガーナーは、この映画に出演したことを自分の子どもたちに伝えると、「教会に行きたい」 と返事が返ってきたそうです。そして彼女の信仰も回復したと聞きました。

最後に7月9日から公開されたのは「祈りのちから」 (原題 WAR ROOM)です。理想的な家族だと思われたエリザベスの家庭は、実は問題だらけです。クリスチャンの老婦人クララは、彼女に祈りの部屋として使った自分のクローゼットを見せ、エリザベスに祈ることを実践するように勧めます。ストレートなキリスト教映画にもかかわらず、全米興行収入公開週末2位、その後2週に渡って1位という快挙を達成し、80億円を超える大ヒット映画になりました。

この日本語タイトルの「祈りのちから」 は、ウィル・スミス主演の「幸せのちから」のタイトルにあやかって、付けられました。

キリスト教映画3作品連続公開というキリスト教界ならびに日本映画史上初の快挙で、異教国日本でキリスト教映画の地歩を固めるための、佐野さんのご配慮を考えると、責任は重大です。眠れぬ日々が始まりました。

3本を観ることが出来る共通割引前売券を作り、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、那覇、久留米、北九州、名護、コザ、沖縄と4月から1か月間ほどで約40回の試写会をし、4,000名近くのクリスチャンに集まっていただきました。その結果、皆様が立ち上がってくださり、約13,000枚のセット券の委託をすることが出来たのです。

札幌の試写会の日は、大雨で全身ずぶ濡れになりながら、上映用のブルーレイだけは濡らしてはならないと必死でした。会場を貸してくださった教会のスタッフが、濡れた服を拭いてくださったことを今でも覚えています。

また、各地のクリスチャンの皆様が、ビデオプロジェクターの手配や送迎を手伝ってくださり本当に助かりました。

公開を盛り上げるためのイベントも計画しました。初日の5月28日には、ミュージシャンの角松敏生さん、国分友里恵さんによるトークイベントを開催。ゴスペルにも挑戦している角松敏生さんはエンタテインメントとしての「復活」 の魅力を、そしてクリスチャンアーティストとしても活躍されている国分友里恵さんはクリスチャンとしての映画の見どころなどを語ってくださいました。

6月9日には、映画「祈りのちから」 の上映スタートを記念して、音楽宣教師の久米小百合さんと、『雨上がりに咲く向日葵のように~「余命半年」 宣告の先を生きるということ~』 などを著書に持つ故山下弘子さんを招いてのトークイベントを行いました。

「私はまだクリスチャンではありませんが」 と語った上で、「私にとって祈ることには、感謝することです。」 と答えた故山下弘子さんの笑顔が未だに忘れられません。

7月15日には、ゴスペルシンガーで牧師、作家として活躍するMARRE氏と、妻KUMIKOさんがプロデュースする和楽器とバンドサウンドが融合したHEAVENESE(ヘヴニーズ)の素晴らしいミニライヴ

が行われました。

こうした皆様のお祈りとご協力のおかげで、2番館も入れると26週、合計約66,000名というキリスト教映画としては画期的な集客となったのです。


また、公開翌年の6月に西南学院大学の2017年度の「春季キリスト教フォーカス・ウィーク」 に佐野さんが講師として招かれました。「ビジョンの無き民は滅びる なぜ3本のクリスチャン映画を公開できたのか?」をテーマに講演され、普段の授業では聞くことはできない話に、学生たちも真剣に話を聞いていました。


幻がなければ、民は好き勝手にふるまう。しかし、みおしえを守る者は幸いである。 (箴言 29:18)


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