神の恵みとその裏話㊺ レーナ・マリアツアー2025 裏方としてのレポート‼ 本当に大変でした‼でも感謝‼

広島安佐南区区民文化ホール

レーナ・マリアコンサートツアー2025が、３月28日（金）から4月6日（日）までの10日間で、7回のコンサートと2回のゲスト出演で、約4,500名の集客をもって終了しました。

もともとは、2020年に来日する予定でしたが、コロナの影響で延期となっていたコンサートツアーです。

丹波田園交響ホール

『皆さん、また、日本で賛美ができますことを心から感謝しています。もともと2020年に計画されていましたが、コロナのためにキャンセルとなりました。それ以来、私個人の生活はずいぶん変わってきました。コンサートの予定でいっぱいだったカレンダーの予定表はブランクばかりになってしまいました。コンサートで生計を立てている私たちにとり、大きな、大きな変化でした。しかし、主は不思議な方です。コロナのゆえに介護職員である主人の仕事は今まで以上の倍となり、与えられた生活費で、すべて主が補ってくださいました。そして再び、日本でコンサートができますことを心から感謝し、待ち望んでいます。神様は、信じる人たちを決して裏切らないお方です。神様の近くにいるとき、「心配しなくていいのですよ。私があなたに平安と希望を与えます」と語り続けてくださいます。その神の平安と希望をもって、日本でのコンサートを待ち望んでいます』と来日にあたってレーナ・マリアは語っていました。彼女自身の生活もずいぶんと大変だったようです。

大阪カリスチャペル

主の平安と希望を伝えたいという彼女の望みは、このコンサートツアーにより、トークと歌ではっきりと観客の皆さんに伝わったのではないでしょうか。

私は1992年以来レーナ・マリアのコンサートやCD製作に関わって来ましたが、当初このコンサートツアーは、担当する予定ではありませんでした。

彼女への謝礼以外に、スウェーデンからの飛行機代（彼女の身体のことを考えてビジネスクラス）、日本の滞在費、音響、ホール代を考えるとスポンサーが付かないとなかなかチケットの売り上げだけでは賄うことができないのが現状です。

静岡では通訳をべドウ路得子さんが、またMIGIWAさんが駆けつけてくれました。

今回、彼女のコンサートの主催を希望する各団体から、その費用をクラウドファンディングで集められないかという相談をいただきました。私はこれまで数回、クラウドファンディングを行って来ましたので、ここから関わることになりました。

レーナ・マリアのコンサートツアーだから簡単に集まるだろうと思っていましたし、これまでの経験があるのだからと軽く考えていたのが間違いでした。いざ蓋を開けてみると、支援金が集まらない。最終日の午前中でも、まだ50％にも満たなかったのです。

関係者一同、最後まで諦めないで祈ろうと互いに励まし合っていましたら、午後になって続々と支援が集まり始め、夕方には大口支援をいただいて第一次目標を達成。「感謝します」と祈っていたら、締め切り時間間際になってさらに大口の支援をいただき、なんとネクストゴールまで達成することができたのです。

クラウドファンディング会社の担当者にとっても、こんな体験は初めてだそうです。これは誰も誇ることはできない。主の恵みでしかない。またこのコンサートが主のみこころ以外の何ものでもないことを確信しました。

故郷の家では、ご主人の誕生日を　　　　　　　サプライズでお祝い¡！

来日しても販売物がなければ、レーナ・マリアコンサートのフォローアップと彼女の支援（印税）に結び付かないです。ネクストゴールで彼女のCDも目標に掲げていましたので製作する必要もありました。

しかし、全く新しいCDを製作するには時間がありません。主に知恵を求めて祈っていましたら、レーナのスウェーデン語で歌っているCDの音源で英語版を作れないかと閃きました。

そして、日本語で賛美する曲も入れた方が良いと思い、内越努作詞・作曲の「花も」をレーナに提案しました。すると気に入ってくれて、スウェーデンでカラオケを製作し、レコーディングすることになりました。

NEWアルバム　　　　　「Flower－花もー」

また、若い人はCD自体を聞く環境にいないので、その代わりにレーナが足で書いた花の画を入れたTシャツを作ることにしました。当初、レーナは「愛」という漢字が入ったデザインを提案して来ましたが、外国人向きなので丁寧に却下して納得してもらいました。（笑）

レーナ・マリアコンサートツアーは、本来は同じ音響スタッフ、美術スタッフ、舞台監督のチームで行うのですが、今回は、現地主催は別々、スタッフも別々なので苦労しました。

統一したイメージになるように、また歌っている意味が伝わらないといけないので、歌詞の日本語の意味を表示するように、さらに有料コンサートなので、ビジュアルも大切なので、レーナの歌う背景も凝ったものを作りました。東京コンサートだけはライブ撮影をするので、歌詞が画面の下に出るようにし、準備はぎりぎりまでかかってしまいました。

レーナさんが手編みではなく足網みで❣

レーナ・マリアのコンサートでいつも不思議に思うのは、はっきりとイエス・キリストという文字を映し出しても、誰からもクレームが来ないことです。

音響スタッフ、照明スタッフが会場ごとに違うのでコンサートの仕込みから立ち会う必要があり、朝早く移動、レーナがリハーサルをできるように準備し、終了後は販売の手伝いをして最後にホテルに戻るという毎日で10日間。こうして丹波、大阪、静岡、東京、広島、再び大阪2か所のコンサートは主の祝福の内に終了しました。

今回は、レーナ・マリアを知っている年齢層の高いお客様以外に、子どもを連れた若いお母さんの姿が目立ちました。自分が子どものときに読んだレーナの漫画に感動したので、自分の子どもを連れて来たそうです。親子三世代がレーナ・マリアから励ましを受けていたことになるのですから彼女の影響には驚かされます。

大阪女学院では、初代マネージャーの故イドランド宣教師からのサプライズ花束贈呈

コンサートの中でもレーナが語っていましたが、彼女が生まれたとき、ご両親は彼女の将来のことを心配しました。彼女は決して神の失敗作ではありません。神は20年後に日本で大きな働きをする計画を持っておられたのです。

彼女の歌声を聴いた皆さんは、すべての人に主のご計画があることに気か付いたはずです。

東京中央教会では、ライブ録画の撮影が行われた

神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。

ローマ 8:28　聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会