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神の恵みとその裏話㊻「ビヨンド・ユートピアの世界と芸能教会訪問 韓国心の旅」濃厚で貴重な体験レポート❣

2024ツアーパンフレット
2024ツアーパンフレット

2025年4月26日(金)から28日(月)に行われたクリスチャンツアー「ビヨンド・ユートピアの世界と芸能教会訪問 韓国心の旅」は、映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」のDVD発売記念として10名ほどの参加者の小グループで行われました。参加者は、それぞれ初対面の方々がほとんどでしたが、初日から神さまの家族のような雰囲気が生まれ、恵まれた旅となりました。

DVD「ビヨンド・ユートピア 脱北」
DVD「ビヨンド・ユートピア 脱北」

日本では昨年1月に劇場公開され、たくさんの人たちを動員した映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」は、カレブ宜教会のキム・ソンウン牧師が、命をかけて、険しい山河を越えて人々を脱北させるドキュメンタリー映画で、ミヤネ屋などのマスコミでも数多く取り上げられて話題となったことはご存じでしょう。また一昨年12月に来日されたキム・ソンウン牧師を招いてのキリスト教メディア共同記者会見も、日本のキリスト教界では初めての試みでした。

映画をご覧になったクリスチャンの方々から、拉致問題同様に、隣国北朝鮮のためにもっと関心を持って祈るべきだと示されたとの感想も頂きました。また、最近日本でも韓国でも芸能関係者らの自死する報道がなされていますが、韓国では芸能人関係者への伝道も行われていて、ぜひ日本でもそういった活動ができないかとの願いがありました。そこで韓国を訪問して現地を見て、韓国と日本のために祈りの旅が企画されたのです。それでは、たくさんの学びがあった貴重な旅をご紹介しましょう。


第1日目:仁川への旅立ち

4月29日(金)、私たちは「ビヨンド・ユートピアの世界と芸能教会訪問 韓国心の旅」に参加するため、成田空港第一ターミナルに朝7時20分に集合、9時20分のKAL(大韓航空)にてインチョン空港に向け出発しました。参加者は九州、関西、関東一円日本全国から集まり、成田空港出発組と、関西から直接インチョン空港に行く組と分かれ、現地で無事全員会うことができました。私も久しぶりのKALのフライトが新鮮で、アシアナ航空との経営統合後のナショナルキャリアとしての快適さを享受しながら、仁川空港に到着。ランチを楽しんだ後、映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」の主人公、キム・ソンウン牧師との対面に向けて出発しました。

キム牧師と
キム牧師と

貸し切りバスの中での礼拝はこのクリスチャンツアーの特長の一つで、今回は日本と韓国の情勢の安定、特に教会内での一致を求めて祈りました。

そして当初の予定にはなかったが脱北者の共同体施設に到着し、温かい歓迎を受けました。ここでは、野菜やハーブを育て、ヤギやカモを育てながら、3万人程いると言われる脱北者のための支援をしているそうです。

キム牧師にお伺いすると、日本人がこの施設を訪れたのは初めてのことだそうで、私たちにとっても、光栄なことでした。農場で働いている脱北者の皆さんのお顔は素朴で、しかし希望に満ちているものでした。『彼らは共産主義体制の中で、与えられることは知っていますが、自ら働くという労働の喜びを知りません。それを知ってもらいたいのです。そして来る解放の時には、それを北の同胞に伝える役割を担ってほしいと願っています。』というキム・ソンウン牧師の顔は輝いていました。

キム・ソンウン牧師の使命感は、厳しい状況の中で北朝鮮の人々を助けるという強い使命感から来ていることを実感しました。来日時、中朝国境で会った北朝鮮の少年が「同じ民族として私たちを助けて下さい」と言った言葉がキム牧師の胸に、今も響いているそうです。

最後はキム牧師と心を合わせて、北朝鮮にいる人たちのため、脱北者の韓国定住のため、祈りの時間を持ちました。

DMZ非武装地帯にて
DMZ非武装地帯にて

 第2日目:DMZ非武装地帯とオサンリ祈祷院訪問

 朝、高陽市のリゾート系ホテルを出発、DMZ非武装地帯へ向かいました。ここでは、北朝鮮の人々に心を寄せる祈りの時間です。臨津江、自由の橋、第3トンネル、トラ山展望台を巡り、参加者が心を一つにして北を向いて祈りを捧げました。北朝鮮の首都・平壌がかつて「東洋のエルサレム」と呼ばれていたことを考えると、歴史の深さに感慨深くなります。1907年1月に「平安南道冬季男性修養(サギョン)会」という、聖書を学ぶ集まりが章臺峴(チャンデッヒョン)教会で2週間にわたって開かれたのですが、その中で、強い聖霊の働きがあり、祈りの中、参加者から罪の告白と悔い改めが相次いだのです。本来なら誰にも言わず墓場まで持っていくべき自分の犯罪行為を、プライドの高い男性たちが何百人もの民衆の面前で犯した罪を告白し、赦しを乞うたこの悔い改め運動は朝鮮半島全土に広がり、プロテスタント信者は急速に増え、教会が次々と建てられていきました。

この出来事は「平壌大リバイバル」と呼ばれ、朝鮮半島にキリスト教が広がり、定着する大きなきっかけとなりました。

ところが、朝鮮戦争の後、北朝鮮のトップの座についた金日成は、自らがクリスチャンの家系であるにもかかわらず、キリスト教の弾圧を開始し、処刑や投獄が相次いだのです。

 昼食後、私たちは悟山里祈祷院を訪れ、そこで参加者と共に祈りの時間を持ちました。韓国の歴史が織り込まれたこの場所で、神の恵みを感じることができました。

任喜淑(イミ・ヒースクイズ)さんの証とミニコンサートで
任喜淑(イミ・ヒースクイズ)さんの証とミニコンサートで

 第3日目:芸能界への祈り

午前中は、芸能教会を作った故ハー・ヨンジュ牧師のオンヌリ教会での礼拝をした後、現在チョウ・コネ牧師が牧会する芸能教会を訪問。レジェンド歌手の任喜淑さんに証しと共にサプライズコンサートをしていただきました。日本でいうと、和田アキ子さんのような歌手です。

そして、「芸能を神様に取り返せ」というテーマで、みことばと祈りの時間を持ちました。K-popが華やかな表舞台にある一方で、韓国の芸能には賎民として扱われてきた歴史があります。私は、韓国のリバイバルが庶民から始まり、多くの芸能人が悔い改めを受けたことに驚きを隠せません。

日本の芸能人たちも今でこそスター扱いですが、低い身分として差別を受けることもあったことを思います。最近ではジャニーズや宝塚など、芸能界のハラスメント問題がニュースになっていますが、神様が創られた本来の芸能が、人に向けられてしまっている現状に胸が痛みます。芸能、芸術は神様への賛美が目的で神様は人にそれを許されました。参加者全員で、キリスト者がまず先頭を切って、この芸能芸術文化を神様の元に戻すことを祈りました。

 夕食は芸能教会のご接待でプルコギを頂き、教会のカフェでコーヒーを頂きました。


第4日目最終日:ソウル市内観光と帰国

 最終日は午前中、仁寺洞や弘大でのショッピングを楽しみました。市内のレストランで昼食をとった後、新興都市イルサンにあるMBC(韓国のテレビ局)ドリームセンターという撮影スタジオのある施設を訪問しました。観光客以外、韓国一般市民は立ち入ることのできない場所を、現役の俳優さん(崔ジェホさん/元タレント協会会長)が直接案内してくれる貴重な体験ができました。

ドラマセットやメイクアップ室を見ることもでき、今毎朝流れているドラマの撮影スタジオにも入れていただき、韓国の芸能界の世界(韓流ドラマ)に少しだけ触れることができました。


MBC(韓国のテレビ局)ドリームセンター前
MBC(韓国のテレビ局)ドリームセンター前

夜の便で日本に帰国。今回の4日間の旅は、キリスト教大国となった韓国の教会とクリスチャンたちの霊的豊かさにも包まれ、何か心の豊かささえ感じさせる素晴らしい旅となりました。キム・ソンウン牧師との出会いや、韓国の芸能界の歴史や現場にも触れ、深い感動と共に帰路に着きました。この旅を通じて、人々が祈り、希望を持ち続けることの重要性を再認識しました。私たちの小さな祈りが、未来を変える力につながることを信じています。

次回はぜひ皆さんとご一緒できれば幸いです。


神の知恵により、この世は自分の知恵によって神を知ることがありませんでした。それゆえ神は、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救うことにされたのです。

Ⅰコリント人への手紙 1:21

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行

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