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こども伝道「マイティシープ」編 神の恵みとその裏話 ⑩

更新日:2021年7月8日

誰もが観ている子ども番組の一つは、「おかあさんといっしょ」です。その中でも、着ぐるみショーには心が惹かれます。私が小さい頃は、「ブーフーウー」三匹の子豚です。おねえさんがかばんの中から「ブーフーウー」のぬいぐるみを取り出して、セットすると物語が始まりました。そして、オオカミの悲しげな歌声は、63歳になってもよく覚えています。

私の子どもたちは、「にこにこぷん」のじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりを観て育ちました。彼らは、ライバル局「ひらけ!ポンキッキ」のムック、ガチャピンと共演したこともあります。そして、孫が今観ているのは、チョロミー、ムームー、ガラピコで、動物とロボットキャラクターが、繰り広げる友情物語です。

1960年9月から始まっているそうですから、親子三代がお世話になっているわけです。

絵本 3部作 「へんしん!ぼくはひかりのこども」

それで、閃きました。「こういった着ぐるみショーのキリスト教番組が欲しい。そうすれば、子どもたちに伝道できる」

『泣き虫の羊のピップが、「みことば」を覚えると マイティシープに変身して、悪いことをしているカメレオンマンをやっつける』というストーリ-を考えました。これなら楽しくみことばを覚えられるはずです。なにしろマイティシープは「みことば光線」を放つのですから。

早速、キャラクターデザインを「みつばちハッチ」の絵本作家の河井ノアさんに、脚本を柳川茂さんに依頼しました。柳川さんは、「アニメ親子劇場」で聖書時代に子どもたちがタイムスリップするストーリ-を考えた方です。

絵本「となりびとって だあれ?」「イエスさまが うまれたひ」「へんしん!ぼくはひかりのこども」の3冊が誕生しました。 それらの絵本を楽しいフラッシュアニメDVDにし、歌のCDや、みことばカードなどのグッズを作りました。

しかし、最初の目標だった着ぐるみのショーがなかなか実現できません。何の知識も資金もないので、神にただ祈りました。ネットで調べて着ぐるみ会社の社長に会いに行きました。すると「30万円くらいのご当地キャラ用では駄目だ。70万円で、洗濯できる着ぐるみにしなさい」と言われ、その勢いに負けて、発注してしまいました。

慌ててクリスチャンの皆様に呼びかけて献金をしていただき、スポンサーになっていただく方を探しました。

今度は、この着ぐるみに入って演技をしてくれる方、歌のおねえさんが必要です。するとこの企画を聞いた方が、演出家を紹介してくださり、その方の呼びかけで、劇団員やダンサーの皆様が集められました。

いのちのことば社のチャペルを使って、練習が始まりました。さすがプロの皆様です。その練習の真剣さには、頭が下がります。

そして、2012年の6月に軽井沢で、初公演が行われました。


オープニングの「マイティ・スマイル体操」、そして舞台に、不気味な音楽とともにカメレオンマンが登場、 “わるいこナレナーレ光線”によって悪い子にされたおねえさん、そこにマイティシープが登場! こわいと泣いてしまった小さな子どもにも笑顔が戻ってきます。そして、「あなたの隣人を愛しなさい」のみことば光線が放たれると、元のやさしいおねえさんに戻り、テーマソング、エペソ6章14~17節の「しっかりと立ちなさい」をおねえさんが歌います。

構想から約2年、ようやく実現しました。それから、北は福島県から南は福岡県まで、4年間、40回約4,500名の親子の皆様に、「マイティシープショー」を観ていただきました。

劇団員たちは、クリスチャンではありませんでしたので、練習前には必ずバイブルスタディをしました。その結果、二人の劇団員が救われ、洗礼を受けました。その内の一人、おねえさん役の谷岡かおりさんの証が忘れられません。私は、小さいころからいじめを受けて育ちました。誰も私に福音を伝えてくれませんでした。

「もっと早くイエス様のことを知っていたら、私の人生は変わっていたと思います」


マイティーシープショー 中央前 谷岡かおりさん

しかし、イエスは言われた。「子どもたちを来させなさい。わたしのところに来るのを邪魔してはいけません。天の御国はこのような者たちのものなのです。(マタイ19:14)

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